やっぱり格安医療脱毛は注意が必要でした。
※注:この話はすべての格安クリニックに当てはまる話ではありません!
当ページの内容はあくまで確率問題。
格安医療脱毛にはもちろん利用価値があります。
だけど場合によっては、「安物買いの銭失い」の危険性があることが分かってきました。
用心深く通うために参考にして貰えたらなって思います。
格安クリニックの内部情報を頂きました
格安医療脱毛に難あり。
六條です。
格安クリニックだと、たまに時間短縮を狙っているような不誠実対応の口コミを見かける(いただく)こともあります。
ただ、口コミ1つ2つだと、やっぱりどこのクリニックでもそういう悪い話はあります。
どうしてもヘンなスタッフさんが混じることはあるので。
ただ、たまに現場の看護師さんから情報を頂くこともあります。
その内容がとても詳しく具体的で、また矛盾も無く、とても嘘だとは思えないので今回話題にすることにしました。
具体的にはこんな感じ。
・あれこれ理由をつけて照射範囲を狭める
・背面はバレないから雑に照射
・肌トラブルは担当看護師の責任
・規定時間枠いっぱいで終わると怒られる
【問題あり】あれこれ理由をつけて照射範囲を狭める
これは昔からあるコスト削減(?)方法。汗
乾燥しているから、赤みあるから、剃り残しあるから、など、なにかと理由をつけて照射をさけられるのは、脱毛サロンでも大手クリニックでもたまに聞きます。
最近では「硬毛化しやすいから避けた方がいい」って強いめに言って半ば無理矢理範囲を狭くする話も。
※ただし硬毛化に関しては一理あり。
強い希望が無いならば、「毛が薄い部分にレーザーを当てない」というのはありだとは思います。
本当に硬毛化したら厄介なので。
突然言われると混乱しちゃうので、薄い部分に関しては「硬毛化リスクあるけどやる」「リスクあるから避けようかな?」などあらかじめ考えておいた方がいいです。
参考に、硬毛化まとめページも案内しておきますね♪
硬毛化の確率は高かった。脱毛したのに硬毛化してしまう原因、対策と予防法全て解決します!
【問題あり】背面はバレないから雑に照射する
これは極めて質が悪いです。
本人が確認するのがとても難しいので。
たとえばジェントルレーズなどでは、レーザー照射口が円形なので、一発一発の隣同士の端部が重なるようにレーザーを当てていかないと、必ず隙間が出来てしまいます。
こんな感じでレーザーを当てていっている。
これは実はライトシェアみたいな照射口が四角形のものでも同様。
レーザー照射範囲の端部付近は仕組み上ちょっと効果が出にくいのです。
照射漏れ防止のためにも、普通は端部の重ねあてが行なわれています。
背面は後日の経過も確認しにくい、また毛が細い部位は効果が出にくいので誤魔化しがききやすいです。
【問題あり】肌トラブルは担当看護師の責任
これは言語道断。
クリニック運営というか、営利企業のルールとしては最悪。
たぶんこれ、TOPの人が把握していないんじゃないかな。
(もちろん経営陣の無能さが原因だけど。)
効果が無いのは責任取らなくていいけど、肌トラブルは施術者の責任。
だったら絶対にレーザー出力を低くするよね。
わたしが現場のひとだとしたら、絶対に上げないと思う。
不誠実対応で心痛めるうえに、責任ばかりが重くて働き続けるのがつらいと思います。
当然離職率も高くなるし、現場には未熟な施術者が増えるよね。汗
【問題あり】規定時間枠いっぱいで終わると怒られる
これも同じ。
たぶん無駄に愛社精神をこじらせた管理職がやっているんじゃないかなって思います。
間違った忠誠心というか。
経営陣から効率化を苛烈に詰め寄られているのか、そんなところだと思います。
(結局は一番上に立つ人がよくない)
そしてこれによる客側の被害はこんな感じね。
・効果が出にくいときに出力を上げてもらえない
・照射漏れとは言いにくい毛がまばらに生えてくる
・その他、なにを騙されているか分かったものではない
twitterで美容クリニックの看護師さんのアカウントを見ることもあるけど、「不誠実対応をするのがつらい。退職したい。」という声をたびたび見かけます。
お客さんはもちろんだけど、こういう現場で働いている人も不幸だよね。
いくらから「格安」なのか?
※繰り返しで恐縮だけど、全部の格安クリニックがダメって言っているわけではありません。あくまでわたしの所にたまに届く情報で、「こういう注意が必要だよ」って話です。
これまのお話で、「いくらくらいから格安なのか?」って疑問に感じた人もいると思います。
「格安クリニック」のハッキリした目安があるわけではないけど、わたしの体感だと全身脱毛5回(顔・VIOは別)で大体17万円を切るくらいから怪しい口コミが増えてきます。
(今まで頂いた口コミからの印象です。ハッキリとデータ化しているわけではないです。)
もちろんこの価格帯でも、抜群の対応をされた口コミも多数あります。
「怪しい口コミが増えてくる」だけであって、全部がダメって意味でありません。
これ以下の価格でも、しっかり対応された口コミが多数あります。
逆にこれより高いクリニックの不誠実対応もあります。
大体上記と同条件(全身脱毛5回)で20万円くらいが限界に近いのかなーっていうのが2023年現在の印象。
※後日追記2024.1.1
2023年中も値崩れが続き、ギリ17万くらいかなーって感じ。
広告出していないクリニックはもうちょい攻められそう。
(※あくまで口コミや内部情報の提供からの印象です。美容クリニックの決済情報を見ているわけではなく、「これを下回ると問題多いって感じ。)
数字で一概に切り分けするのは難しいので、どうしても実際の対応などで判断するしかないのが実際のとこ。
なのでここから見分け方、そして対策について順番にお話するので、「もしや?」くらいのテンションで引き続き見て貰えたらなって思います。
問題のある格安クリニックの特徴
不誠実対応をする脱毛クリニックを避けるために、ここでは特徴・傾向をお伝えしたいと思います。
※しつこいようだけど、「特徴がある=悪徳」ってわけではないよ。
「特徴がある⇒用心しよう」って感じ。
あと、同じクリニックでも院によったり、時期によって口コミが全然変わったりします。
各自個別に確認していくのが一番いいんじゃないかなって思います。
急拡大中の脱毛クリニック
出力を上げてくれないのは「教育コストの削減」を狙ったもの。
脱毛レーザーはとても危険なものだけど、出力さえ下げていれば焼けど等の大トラブルは起こさないので教育コストを下げることが可能です。
火傷を避けながら高出力で攻めていくにはそれなりの教育コストがかかります。
急いで看護師さんを採用して、すぐさま現場に送るとどうしても全員共通で安全過ぎる規定にするしかありません。
医療脱毛ならば低出力でも多くの人には効果があるので、それでも問題無いという見かたも出来るけど、効果出にくいひとにはちょっと向いていないクリニックになります。
予約が混雑しているのに新規受付をモリモリやっている
予約混雑が分かったら、Googleでそのクリニック名を検索してみましょう。
(Googleの上からいくつか、小さく「広告」と出ていることが多いけど、それが広告です。最近は広告が検索結果に紛れている感じ。)
広告を出すのには当然お金がかかるもの。
予約混雑しているのにも関わらず、お金かけて広告を出しているとなると、予約枠の詰込みをしている可能性が高くなるよね。
それが最終的に現場の圧迫につながるのは、今までの大手脱毛クリニックも経験してきたこと。
当ブログでの目安、および各クリニックのよくある脱毛間隔が大体2〜3ヶ月くらい。
なので、脱毛後すぐに予約を入れて2〜3ヶ月後であればセーフかなって思います。
これを超えて、土日限定とか夕方限定などをしていないのに4ヶ月以上予約が入らないのは明らかに混みすぎ。
必ずしも「混んでいる=不誠実」とは言えないけど、度を越して時間短縮を狙うクリニックは必ず予約が混雑しています。
もちろん予約混雑していても、現場では正規の時間をかけてしっかりやってくれるところも多いので、あくまで用心の1要素として受止めて貰えればなって思います。
怪しい格安クリニックに引っかからない。選ぶための注意点と、実際に通いだしてからのポイント。
これまで用心したいポイントと、怪しげな対応の特徴についてお話しました。
それでここからは具体的な対策だけど、その前に不誠実対応の復習ね。
・レーザー照射範囲を減らす
・照射の密度を減らす(すき間が増える)
とにかくクリニック側は施術時間を短くするのが目的。
実際問題、雑な施術をひとつ残らず100%防止することはかなり難しいです。
「自分が不誠実対応をされているか確認しにくい」という問題もあります。
なのでお金に余裕のある人は、しっかりお金を支払って怪しくないクリニックでお願した方がいいです。
ただ、格安クリニックの全部がダメなわけでは決してないし、注意、用心して「よくやって貰うための確率」を上げていくことは可能だと思います。
具体的には以下。
・契約前に施術時間を確認
・予約枠の時間と実際にかかっている時間を確認
・通いだしたら毎回の施術時間を確認
・予約混雑を聞く
・目をつぶって集中する
・まばら状態になったら、もう少し密にレーザーを当てて貰えないか相談
契約前に施術時間を必ず確認。
まず、施術時間の規定を確認しましょう。
ただし、この時間はクリニックによってまちまち。
レーザー照射ペース、レーザー照射口の広さ、印付け(および拭きとり)、冷やし、軟膏塗り、シェービング確認などの時間がクリニックによって違います。
平均より短時間なのが必ずしもダメというわけではなく、目安を数字で言うのは困難です。
※目安を言うのは難しい
本当は「*時間以下だと危険」とか言いたいのだけど、上記理由があるのでハッキリと時間を言うのは難しいです。
心苦しい話ではあるのだけど、ちゃんと短時間でもしっかり施術が出来ているクリニックに大きな迷惑をかけることになるので。
わたし個人の経験(ジェントルシリーズ)
わたし個人の経験だと、ジェントルシリーズでレーザー口径20〜24mmくらいのもので全身(顔・VIO全て込み)で3時間くらい。
ただ、今まで脱毛看護師さんに聞いた話では、口径24mmくらいでひたすらレーザー照射だけに集中したら1時間〜1時間半くらいで全て終われるのだそうです。
(実際にはレーザー照射以外にも上記の作業があるので、これだけの時間で終わらせるのはなかなか難しくはあります。)
複数クリニックをまわって比較
あと、もちろん、絶対的に長時間確保しているクリニックの方がより対応が丁寧になりやすいのはあります。
なので複数クリニックのカウンセリングを受けに行って、どれくらい時間が違うか比較してみるのは有効な手段。
(ただし機械が違うと時間が全然違う。あと、ジェントルシリーズなど同じものでも、レーザーの口径が複数あるので、それによっても時間が変わってきます。)
予約枠の時間と実際にかかっている時間を確認
脱毛クリニックの時間枠は、「実際にかかる時間」よりある程度余裕があるようになっています。
(たとえば平均2時間かかるならば、時間枠2時間20分とか。)
ひとによってかかる時間が変わってくるので、時間枠に余裕を持たせるのは当たり前なのです。
これがあまりにキッチキチで余裕を持たせていない場合は、どうしても時間的にレーザー照射が雑になる確率が上がってしまいます。
時間枠については聞いたら普通に教えてもらえるはずだけど、これもクリニックによっては回答をシブることはあると思います。
なので万一のことを考えて、それっぽい言い訳をいくつか持っておくとスムーズにいきやすいです。
例)
「くすぐったがりで迷惑かけそうだから」
「シェービングに自信がないから」
露骨に「時間短縮されますか?」だけ聞いたら印象悪いだけじゃなくて警戒されて本当のことを言わなくなりそうなので、出来るだけ露骨にならないように工夫してみてね。
通いだしたら毎回の施術時間を確認
とにかく時間は毎回しっかり確認しましょう。
時計の時間をメモっていてもいいし、スマホでタイマーまわしてもいいし。
契約前に聞いていたのに比べて極端に時間が短い、いつもに比べて異様に時間が短い場合は聞いてみてもいいでしょう。
聞いていたより極端に時間が短いと、「どこかレーザー照射が足りないんじゃないか?」って不安になるのはごくごく当たり前なので。
相手もプロだしうまい具合にかわされちゃって、もしかしたらモヤモヤしながら帰ることになるかも知れません。
だけど、「ちゃんと聞く人」に手抜きをすると問題になりやすいので、「何も聞かない人」よりは手抜きされにくくなります。
予約混雑を聞く
上の方でお話したとおり、時間を短縮する不誠実をはたらく理由は「出来るだけ短時間に多くの予約をさばきたい」から。
なので、そもそも予約混雑がなければ大きな心配はありません。
予約混雑している場合もダメ対応をされるとは限らないけど、用心だけはしておいた方がいいでしょう。
目をつぶって集中する
わたしが聞いた話だけど、体の背面を雑にレーザー照射することがあるのだそうです。
背面だと施術時も、後日毛の生えかわりなどの確認も、表面に比べて難易度高いので、誤魔化しがききやすいってことなのでしょうね。
ただ、部位によって照射のキメ細かさに差異があると、目をつぶっていてもなんとなく分かることもあります。
わたしの個人の感覚では、お尻〜太ももあたりレーザーを当てている時は大体どれくらい細かくレーザー照射をしているかなんとなく分かります。
その部位その部位だけで集中しても分かりにくいかも知れないけど、腹部に比べてどうだったか、太ももに比べてどうだったか、表面で感覚がハッキリしている部分、背面で感覚がハッキリしている部分で意識を集中しているとどれくらい密にレーザー照射をしているか分かるかも知れません。
どうしても露骨に聞く必要がある場合は口コミなどのせいに
どうして心配事を露骨に聞きたい場面もあるかなって思います。
ひたすらゴニョるクリニックがあるのもまた事実だし。(大体よくないとこがそういう対応だけど)
そういう場合は口コミのせいにしたら印象も変わってきます。
・「時間短縮しますか?」(△)
・「他のクリニックの***な口コミを見たのですけど、こちらのクリニックではどういう風にルールを決めていますか?」(〇)
こんな感じ。
他のクリニックの口コミのせいにしたら、いくぶん話をしやすいよね。
「言ったもの勝」ちというか、「言わないと損」。
途中ちょっと触れたけど、「何も言わない人の対応が雑になる」というのは脱毛に限らずどこの業界でも起きていること。
誰だって面倒は避けたいので、ちゃんと言う人を優先して、何でもはいはい素直に聞く人を雑に扱うことは十分にありえます。
※もちろん無礼過ぎたら逆効果に。注意点などは別ページにまとめてあります。
脱毛の交渉方法。希望を伝える、トラブル時の相談で注意すべきこと。
通いだしてからヘンだと思ったら?
脱毛は高額であるにも関わらず、不誠実対応を100%避けるのは難しく、巡りあわせによっては不運な対応を受けてしまうこともあると思います。
そういう場合はここまでの内容で改善可能か様子をみてみて、どうにも無理そうだったら違うクリニックを探した方がいいと思います。
「他へうつるお金が足りないからこのまま通う」(×)
というのはとってもまずいです。
予算内でなんとかしたいという気持ちはとても分かるのだけど、効果をだすのに足りない予算なのであれば、そのお金を使ってはいけません。
効果が足りない脱毛にお金をつっこむのは無駄なことだからです。
どうにもならないならば一旦撤退、解約返金を申し出て1万円でも5千円でも次のための資金として手元に残しておいた方がいいと思います。
(もちろん不誠実対応であっても、すでに今までである程度効果が出ているならば続けるのもあり。)