全身脱毛サロンの闇。安い月額制の落とし穴、短期間脱毛、スピード脱毛の罠。
インフルエンサーてんちむさん(人気Youtuber)が、インスタグラムPRで炎上しました。
PRした脱毛サロンはシースリー(C3)という全身脱毛サロン。
てんちむ、新たなトラブルに発展か…脱毛サロン「C3」の宣伝、景品表示法違反濃厚 https://t.co/aecvlcNX7Q pic.twitter.com/CEUd094IbN
— Business Journal/ビジネスジャーナル (@biz_journal) February 10, 2021
問題は「9ヶ月0円」という表記。
意図的に「9ヶ月無料で脱毛出来る」と誤解させる広告をうっていたところにあります。
シースリー(C3)に限らず、全身脱毛サロンは他の脱毛に比べてとにかく騙し不誠実が多いです。
もちろん全部が全部の全身脱毛サロンを否定するものではありません。
真面目に誠実に運営してるとこだってある。
だけど意図的に人に誤解させる表現がとても多いです。
普通の感覚の人間ならば騙されても仕方がありません。
そのため、頑張ってまじめに比較検討して条件いいところを探した人ほどより悪質なところに引っかかってしまいます。
(騙しが激しいところほど一見した条件がよくなるので)
なのでこのページでは他のwebサイト等が決して言わない(悪質の)全身脱毛サロンの手口、嘘、誤魔化しの手段を全て解説します。
ヘンなところに引っかかって大切なお金を失わないために役立てたら幸いです!
※注意
ここから悪質全身脱毛サロンの手口を一通りお話するけど、もちろん1社で全部を兼ね備えたサロンがあるわけではないです。
色んなパターンのサロンがあります。(もちろん1つも該当しないサロンも)
あらかじめどういった問題があるか知っておけば嘘や騙しに引っかからなくなるので、サラッと予備知識としてチェックして貰えたらなーって思います!
また、特定サロン名を出すとどうしても喧嘩になってしまうので、そこは隠しています。
キャンペーンの内容等も少しずつぼかした表現にしています。
六條かげり
脱毛に使った総額300万円以上。
数年にわたり脱毛ブログを書き続けています。
全身脱毛サロンが登場しだした頃からずっとチェックし続けているので、現在ある全身脱毛サロンの引っかけのほとんどが分かると思います。
当ページではかなり踏み込んだ話題を扱っているので、不安や疑問が出ちゃう人もいると思います。
また、特定サロン名は出していないけど、それでも苦情等があればこちらへお願いいたします。
https://twitter.com/datumoushon
最近は大体毎日質問箱への回答もしています。
今回はあんまりよくない話題なので、誤解を生まないよう分かりやすくするために水野さんに手伝って貰いながら話を進めていきますね♪
(水野さん)
脱毛の経験が少ないので、当ブログでは生徒役で登場して貰っています♪
えっと、このページは脱毛サロン(エステサロン)についての話題だけど、これから脱毛選びをするならば基本は医療脱毛から選んだ方がいいです。
最近は値段も下がってきているので、コスパを考えても断然いいです。
具体的なテーマは以下になります。
特に「悪質」「超悪質」のとこは危険なので、これから脱毛選びするひとはチラッとでもいいので目を通しておいてね!
(押せばページ内移動出来ます♪)
月額制全身脱毛の落とし穴
悪質全身脱毛サロンの引っかけの手口やその理由を明らかにするには、その登場から時系列に話していった方が分かりやすいです。
全身脱毛サロンが悪質化が始まったのは月額制脱毛サロンの登場した頃から。(大体2012年とかそのくらいだっけかな〜。)
月額制脱毛サロンは「月額1万円以下で全身脱毛が可能!」ということで評判になりました。
ただし、そこにはやっぱり落とし穴がありました。
「月額1万円全身脱毛」は、1万円で全身脱毛出来ない。
月額制全身脱毛の登場は業界で大きなインパクトがあったのだけど、その中身はちょっと残念なものでした。
・1ヶ月では全身脱毛出来ない
・キャンセル規定が厳しい
・6回などの回数プラン契約させるためストレスを与える
月額制全身脱毛という大々的な宣伝だったけど、実は月に出来る脱毛は半身ずつでした。
例)月額1万円全身脱毛サロン
・全身1回1万円 (×)
・全身を2回に分けて総額2万円 (○)
2万円全身は決して相場に比べて高いってわけではないけど、でも宣伝で受ける印象とは大きくズレがあるよね。
そして問題は値段よりも、このタイミングで脱毛サロン各社が「紛らわしい広告の方が儲かる」と気がついてしまった事だったと思います。
月額制全身脱毛はとても面倒。細切れに通うしかない。
月額制全身脱毛にはもちろんメリットもあります。
頭金もイラナイしローンの審査もイラナイから誰でもすぐに全身脱毛を始められる。
だけど、決して1日1回で全身はしてくれないのが難点。
サロンによっては1ヶ月を2回に分けているケースも。
つまり全身の4分の1ずつを月2回、つまり「全身一巡するには2ヶ月で計4回通う」とか、とにかく面倒。
どれだけ予約の空枠があったとしても、同日に(例えば朝と夜に)2度受ける事も出来ない徹底ぶり。
最近では全身を10ヶ所以上に細かく分けて、ほんと少しずつ通うシステムのとこもあるよね。

どうしてそんな面倒なことするのー?
サロン側も一度に済ませた方がコストかからないよね??

うん、これ、見せプランだから。汗
どうしてこういう面倒をさせるのかというと、つまり月額プランは「見せプラン」だから。
サロンの本音では月額プランではなく、回数プランを契約して欲しいんです。
このため、他にもちょっときついめの手段で月額で通う心を折ってきます。
キャンセルしたら再予約不可。即1回消化ルール。
月額制サロンの中ではキャンセル再予約が不可なとこも。
1回予約をいれたら10日前でも20日前でも、予約変更は不可。
その日に行っても行かなくても課金される極道設計。汗
ただし回数コースに乗り換えたらこれらの不便は全て解消するし、内容としては悪くない内容になります。
基本は回数コースを契約してもらう作戦と思って間違いなさそうです。
月額制も全てが悪質というわけでもない
もちろんストレスに負けずに月額コースも少しずつやっていけるって人もいるよね。
とりあえずお試しというか、脱毛がどんな感じなのかつかむメリットもあると思う。
あと初月無料とか、2ヶ月無料とか、本当に無料で全身脱毛を受けることが出来るサロンがあるのも事実。
(もちろん無料だけつまみ食いすることは出来ないけど、それでもかなり割安になるよね。)
なのでここまではまだ悪質とまでは言えないと思います。
ちょっと文句言いたくなっても、使い方によっては有益な面もあったわけだし。
怖くなってくるのは各全身脱毛サロンの、この「紛らわしい広告合戦」が加熱してきてから。
「客を誤解させるための広告」月額制ですらない月額全身脱毛サロン
月額制の全身脱毛が登場してしばらくすると、そこに上乗せした「客を誤解させるための広告」が脱毛業界全般に蔓延し始めました。
「本当は月額制はないのに、月額制に見せかけている脱毛サロン」の登場です。
要は単なるローンの月額のみを表示する作戦。
ローンの月額なんてほぼ無意味の数字なのだけど、分割回数を多くしたら安く見えるよね。
総額が高いので月払いで通えると錯覚させる、そしてローンであることも分かりにくくする商法(?)です。
この商法は医療脱毛にも輸入(?)されていて、最近は多くみかけると思います。汗

ローンってことは、、毎月の支払いはいつまで、、?

もちろん、通い終わったあともずっと続くよ。汗
見せかけだけ月額制に見せる脱毛プランの正体は単なるローン。
もちろんローンの月額なので、実際に脱毛に通うのが終わった後も毎月の支払いは続きます。
通える回数も6回とか限りあります。
公式サイトでは安い月額表示になっているので、その額で支払いをしていると利息もかなり重いものに。
ここまでくると、ちょっと文句言いたくなるとは思う。
だけど悪質競争が過熱していくのはここからです。
総額を一切表示しない全身脱毛サロンの登場です。
総額を隠す全身脱毛サロン
全身脱毛サロンが次々と登場するごとに各社の競争は激しくなってきました。
その状況で一部サロンが総額を隠し始めると、もう各社この流れを止めることは出来ませんでした。
「他社に負けじ!」と紛らわしい広告合戦。
多くの全身脱毛サロンで総額を隠していました。
(※一部医療脱毛でも。)

総額が分からないなんて、、
そんなサロンに近寄る気もしないのだけど、、、?

そう思うのだけど、、でも実際に意味不明広告にして売上が伸びたみたい。汗汗
各全身脱毛サロンの公式webサイトを見ても何が書かれているのかもうサッパリ。
(総額いくらなのか?月額をいつまで払い続けるのか?)
だけど何故か意味不明なサイトにした方が来店客が増えてきていたようです。
そして残念なことに、全身脱毛サロンの悪化はこれで止まりませんでした。
各社基本的な考え方が「騙して契約させる」に舵切りしたので、ついに載せてある月額すらも嘘をつくようになってきました。
申込めない!安いローン月額
公式サイトに載せてある月額のプランが申込めない脱毛サロンの登場です。
「??」ってなるかもだけど、例えば「公式サイトに月額6800円」と表示されていたら、「実は年2回、ボーナス払いの月はプラス2万円の支払いが必要」って感じ。
ちょっと悪質だよね。
不可能な数字をサイトに載せるなんて。
ちなみのそこの大手サロン、「全身45分」など言っておいて、45分で可能な脱毛機で受けられるのはサイトには載せていないもっと高いコースでした。汗
この料金表示は今でも行なわれているけど、これって法律上はセーフなのでしょうか??汗汗
残念ながら、こういった嘘、紛らわしい宣伝をした方がお客さんが集まる現状。
各サロン同士の不誠実競争も激しくなり、ついにその中の一社が役所介入をよんでしまいました。
【倒産】ついに罰が当たった全身脱毛サロン。「エターナルラビリンス」
全身脱毛サロン各社、悪質競争が止められないチキンレース状態。
もうどこかのサロンへの役所介入待ったなしの2016年。
ついに役所の介入をよんでしまいました。
ターゲットになった脱毛サロンはエターナルラビリンス。
エターナルラビリンスはいくつもの不誠実を行なっていたのだけど、決め手になったのは予約混雑。
基本、どこの脱毛サロンでも、契約前のカウンセリングではあまり嘘はつかないです。
多少偏った事を言って契約にこぎつけることはあっても露骨な嘘はついてきませんでした。
そこを突破(?)したのがエターナルラビリンス。
脱毛契約で極めて重要な「予約のとりやすさ」で嘘を言って契約させていました。
予約が埋まっていて全然取れないのに、それを隠して次々と新規契約を受け付けていたんです。
通いだしたら話が違うので、不満噴出。
そしてそういう事をするサロンって、「予約以外は誠実経営」なんてありえないよね。
不満爆発で解約返金を申し出たら今度は解約返金対応をシブったり、とにかく粗悪な対応が多数。
まともな対応が無いので国民生活センターへの通報も大量にあったようです。
そして結局大量の通報が役所介入をよんでしまい、半年間ほどの業務停止処分。
そのまま信頼回復に至らず倒産してしまいました。
エターナルラビリンスの役所介入・倒産により、全身脱毛サロンの料金の総額表示など、いくぶん業界全体も改善はされました。
超ちっちゃい字だけど、ほとんどのサロンで総額も載せられるようになりました。
だけど質の悪い会社の社風は変わらないというか、しばらくたったらまたあの手この手を思いついて消費者を騙そうとしてきます。
特に新しく開業した後発組の脱毛サロンは無理やりシェアを奪うために、より過激な宣伝をするようになりました。
ここからお話する2つに関しては、ハッキリと大きな被害が出る、しかも引っかかりやすい内容です。
【悪質】被害が大きい短期間脱毛。脱毛完了期間が嘘。5ヶ月も6ヶ月も全部嘘。
ここからお話するのは、今現在(2021年現在)も派手に行なわれている全身脱毛サロンの不誠実で、十分な知識が無いと回避が難しく、被害者の金銭的ダメージがとても大きい問題です。
ケースは2つ。
・「最短6ヶ月」など、やたら短期間で脱毛が可能。
・「1ヶ月に1回」「2週間に1回」など短い間隔に詰めて通える。」
知らずに通うと凄まじい勢いでお金を失っていきます。
詳しく見ていきますね。
「最短6ヶ月」など、やたら短期間で脱毛が可能。 (×)
脱毛広告でよく見かける、「最短6ヶ月で完了」等の表記。
もうここまで書いたならば嫌がらせ等を恐れず言うけど、これ嘘だよ。汗
そもそもサロンどころか医療脱毛だとしても6ヶ月で脱毛が完了するなんてありえない。
どうしてこんな嘘をつくのかというと、脱毛サロンは医療脱毛に比べるとほんとメリットがないから。
エステサロンの脱毛は規制が厳しく、高い効果は禁じられています。
特に最近は医療脱毛の値段も下がってきているので、いくぶん嘘を交えないとなかなか契約が取れないのです。
※過去には効果あり過ぎて役所介入を招きツブれた脱毛サロンもあります
ドクタータカハシ復活。脱毛サロンの倒産。営業停止判決から返金まで。
そして後発組の脱毛サロンだと、すでに知名度高いサロンから客を奪っていく必要があります。
なので従来の大手サロン以上に過激な嘘で宣伝しなくてはいけないわけです。
(そして実際に、乱暴な宣伝をしているサロンが成長しているのもまた事実。汗)
とはいえ、こういった表記をしているサロンはそれなりに大きな会社なので、もちろん責められたときの逃げ道は用意してあります。
「最短6ヶ月」などの最短期間は、「コースを消化しきる期間」。
よく見かける「最短期間」っていうのは、みんなが思い浮かべるものと大きく違います。
・「6ヶ月で毛が生えなくなる」 (×)
・「6ヶ月でコースを使い果たす」 (〇)
この表現は最近の医療脱毛でもやってる。
追及された時の言い訳は「毛が生えなくなる期間という意味ではない。」っていうの。
あくまで「契約したコースを最短に詰めて通って消化しきる期間」という意味。

いやいやいや、、
普通これ「脱毛が完了する期間」としか思えないよ!汗

だよね、、汗
一社がこの表現を始めると、他の複数脱毛サロンでも同じ表現がもりもり増えてきました。(今ココ)
一度タガが外れたらもうお構いなしなのか、短期間で完了するアピールする各社。
現在も多くのエステサロンでこの表現は行なわれているし、最近は医療脱毛でも4ヶ月とか絶対にありえない期間の表記をしてるとこも。
ただ、悪質競争はここで終わりではありませんでした。
ついに「意図的に客に大損をさせる目的」のプランが登場しました。
【超悪質】意図的に客に損をさせるプラン。短期間に詰めて通えるスピード脱毛コースの闇。
エステサロンの脱毛でも、医療の脱毛でも、一番悪質なのが短期間に予約を詰めて通う脱毛。
この上までのお話の続きになるけど、「短期間で終わる」っていう脱毛は、「毛が生えなくなる」という意味ではなく、「コースの消化が終わる」という意味。
そしてどうして短期間で終わるかというと、「予約をいっぱい詰めて短期間にコース消化しきる」から。
「1ヶ月ごとに予約可能!」
「2週間ごとに予約可能!」
これらは「いい事」のように言われているけど、極めて質が悪いです。
これらがどれだけおかしい事を言っているか確認するために、脱毛の効果がでる仕組みについて軽く復習しておくね。
脱毛効果の基本は2つ。
・「毛が生えている毛穴だけに脱毛効果がある」
・「脱毛効果が十分な場合、2ヶ月くらい薄い状態が続く」
この二つ超大事。
※脱毛の効果と通う間隔についてもっと詳しくは別ページで解説しています。
脱毛の間隔2ヶ月は損!毛周期サイクルの説明と部位ごとの目安
では、話を分かりやすくするために、脱毛効果が十分にでているとき、効果が不十分なときに分けてお話していきますね。
脱毛効果が十分にでているとき
もしも脱毛効果がしっかりで順調だった場合、1ヶ月後はあんまり毛が生えていないです。
そこで次の脱毛を受けたら?
脱毛は「毛が生えている毛穴だけに脱毛効果がある」ので、まだ毛が生えていない毛穴の脱毛効果はありません。
毛が生えていない状態で次の脱毛を受けても単なる無駄。
だから今までの多くの脱毛サロン、医療脱毛クリニックでも「2ヶ月〜3ヶ月間をあけて通う」ようにおすすめされていた感じ。
今までよくあった「2〜3ヶ月間隔」というのは決してサロン、クリニックが儲けるためだけの都合ではありません。
「少ない回数で最大限脱毛効果をだす」ために設けられていた目安の期間なんです。
少ない回数で最大の効果なので、これを指導することでサロン・クリニック側はむしろ実入りが減ります。
なので、きちんと期間を指導するサロン・クリニックは良心的だったということ。
にも関わらず、「短期間に予約を詰められない」という不満は常にありました。
これはもちろん客側の無知(カウンセリングで話を聞いていない)からでたもの。
悪いことを考えるサロンは常にあって、「短期間で詰めて通う希望があるならば、短期間で詰めて通わせちゃえ」ってサービスが増えてきました。
短期間に詰めて通うので、当然コースが終わるのは早いし、その分お金も尽きるのが早いです。

1ヶ月後にある程度毛が生え揃っていたら?意味あるんじゃない?

うん、でも「1ヶ月後に生えている」ってことは、「効果が足りていない」ってことだよ。

そっかー。
効果無いから通っている場合じゃないわけね。
「1ヶ月後に毛が生えている」ということはつまり、「そもそもの効果が足りていない」というのが正解
1ヶ月後に毛が濃いのは異常事態。本来あってはならない状態。
この場合は脱毛サロン全般が合っていないってこと。
続けても見込み薄いので、一刻も早い解約返金を申し出た方がいいです。
少しでも手持ちのお金を残して医療脱毛に切替えるのがおすすめです。
1ヶ月間隔でも大問題なのに、2週間間隔なんてもちろん論外中の論外。
絶対にこういったアヤシイ脱毛に引っかからないようにして、大事なお金を守ってくださいね!
(※以前「2週間」とサイトに書いてあるサロンを調査したときは、さすがに「実際に2週間まで詰めて通っている例は少ない」と聞きました。)
【その他】細かい全身脱毛サロンの細かい不誠実
ここからは全身脱毛サロンの細かい不誠実。
上記2つに比べたらダメージも小さいので、ゆるく読んで貰えたらなって思います。
1.「脱毛可能部位がみるみる増えてくる」
2.「脱毛無料月間がみるみる増えてくる」
3.「お試し脱毛は本契約した人のみ」
いずれもセコいやつなので、大損というほどではないです。
「やられたらちょっとヤな気分にはなる」やつ。。
1.「脱毛可能部位がみるみる増えてくる」
これは特に損をするものではないのだけど、ちょっと宣伝の方法が姑息というか、そういう案件。。
全身脱毛サロンのキャンペーンも初期の頃は、例えば「全身13部位無料!」といった感じで宣伝していました。
(※全身を複数に分けて、例えば腕上下、脚上下、腹、胸、背、腰、ヒップ、VIO、うなじ、首、顔で13ヶ所。)
要は「全身すき間なく脱毛出来ますよ」って意味、、だったのだけど、ここからどんどん脱毛可能な部位の数が増える不思議は現象が発生。
全身22部位!
全身26部位!
どんどん部位増えてきました。
もちろん人間のカラダの部位が増えるわけがないので、すでにあった部位を細かく分けて表示。
例えば「ひじ下1部位」だったのが、「ひじ下」「手の甲」みたいな感じで分けていく感じ。
おそらく他社との競争で数字が大きい方が反応がよかったんでしょうね。

体がどれだけの部位に分けられるかなんて興味ないんだけど。。

知りたいのは「脱毛出来ない部位はどこか」、、だよね。汗
脱毛可能部位の数はどんどん増えていき、ついには手足などをわざわざ左右に分けてカウント。
片腕だけ脱毛したいひとなんているわけないでしょうに。汗
32部位!
50部位!
56部位!
そのうち指1本1本カウントしださないかこわいです。汗
ただね、こういう表現が何故あるかっていうと、煽った方が売上が上がるから、データで出ているから。
つまりこれでひっかかる人が多いからなのだよね。
みんなもうちょっと用心深くして欲しいなーって。
そういう思いもあって、これ書いています。
脱毛のお金ってすごく負担重いものだし、一人一人がもう少しずつ用心深くなっていけば、こういった不誠実な宣伝も減ってくると思うんだよね。
そしてこの全身の無意味な部位分けにヒントを得たのか、つぎはキャンペーンの無料期間を無限に長く出来るテクニック(?)が始まりました。
2.「脱毛無料月間がみるみる増えてくる」
脱毛可能部位に続いて、脱毛無料期間も2ヶ月から4ヶ月、8ヶ月、12ヶ月とみるみる増えてきました。

これもやっぱり、、、すごく細かく区切った部位を毎月少しずつ脱毛する感じ?

うん、そう。笑
ここまで読んでくれたひとはもう察しちゃうと思うけど、「全身10ヶ月無料」っていうのはもちろん、「全身脱毛が10回出来る」という意味では全然ありません。
各月部位を変えながら少しずつちびちび脱毛していくコース。
脱毛は同じ部位を定期的にやんないと意味がないから、ほんとお試し中のお試しプラン。
しかもちびちびしかお試し出来ないので、いつになったら自分の気になる部位で試せるのか不明。
これらは上の方でお話した、月額制全身脱毛の仕組み。
10ヶ月無料、12ヶ月無料、14ヶ月無料とちびちび通わせて心を折って回数コースを契約してもらう作戦。
ただ、安くで脱毛を試す事が出来ることに違いはないので、要は使いようだとは思う。
実際に自分で受けてみたら、脱毛がどういったものかは分かります。
効果がでる部位、でない部位も分かります。
急がずゆっくり脱毛効果を確かめたいひとには向いているかも知れません。
そしてあんまり効果がでなかったら、医療脱毛を選べばいいです。
ちまちま通うのが面倒ではあるけど、「いきなり大金をかけて効果がまるでなかった」といった大失敗を防ぐことは出来ます。
3.「お試し脱毛は本契約した人のみ」
これはちょびっと悪質。
実際に口コミ頂いたものがいくつかあって、例えば「カウンセリングに来た人はハンド脱毛無料」って宣伝で行って来たら、「契約しない人は出来ない」って言われたそうです。
他にも過去に聞いたのは1000円以下全身脱毛キャンペーンをアピールしておいて、やっぱり数十万円の本コースを契約しないと体験が受けられないって筋書き。

契約してからじゃ、体験にならないじゃない。

うん、それ言ったら「店員さん苦笑いしてた」ってー。
きっとスタッフさんも言いたくないやつだよね。
あんまり現場にしわ寄せ作らないで欲しいなーって思います。
ここのサロンは新キャンペーンが出来た途端にサイトに「お客様の声」があったり、もうやりたい放題でした。汗
あと最後に、全身脱毛サロンと言えば無制限コースを見かけることも多いと思うので、無制限について軽くお話してこのページを終わろうと思います。
無制限脱毛は場合によってはあり。注意は必要。
全身脱毛サロンの「無制限脱毛」だけど、条件によっては「あり」と考えています。(2021年2月現在)
※注意!後日追記!!2023.9.30
サロンの無制限脱毛はオススメ出来ません!
2022年くらいから立て続けに倒産、不祥事などが続いています。
医療脱毛も注意が必要。
過去にお客様本位のサービスをしていたクリニックが見事に悪質化してしまいました。
無制限客の対応で業務が圧迫されているようです。
もちろん脱毛がサービス全体のごく一部なのであれば、それで倒産することもないでしょう。
だけど脱毛専門、それに近いクリニックだと、悪質化したり倒産したりするリスクが高いと思った方がいいです。
もちろん当ブログでは医療脱毛をオススメしているので、特殊な事情が無い限りは医療脱毛から選んだ方がいいと思っています。
これまでの話で、全身脱毛サロンは隙あれば不誠実をしがちなのは分かってもらえたと思います。
もちろんそれは無制限脱毛でも同じなので、今現在想定出来る落とし穴をリストアップしてみました。
・途中から通う間隔を広くさせられないか?
・途中から受けられる範囲が狭くならないか?
・無制限の資格を失わないか?
・まるっきりサロン未経験はNG!
途中から通う間隔を広くさせられるのは、無制限脱毛のあるあるパターン。
もしも毛が生え揃っても次が受けられないと、いつまでたってもつるつる感が得られません。
同様に範囲を狭くさせられる話もあります。
今まで聞いたことがあるのが「おなか脱毛で一度へそ回りだけにしたら、次回からへそ回り以外はしてくれなくなった」というもの。
それから一番注意したいのが無制限の資格喪失。
例えば「1年以上間があくと資格喪失」ってパターンが多いです。
海外赴任や留学がありそうなひとは注意。
いずれも契約前に確認さえしていれば避けられるトラブルなので、しっかり確認しておいてくださいね!
それから、脱毛サロンが「まるっきり未経験」ってひとはいきなり無制限脱毛を契約してはいけません。
脱毛効果って個人差が大きくって、特に脱毛サロンでは全く効果が出ない人も珍しくありません。
大きなお金を支払ってから全く効果が出ないと分かると、それだけショックも大きいし無駄な出費ダメージも大きいです。
脱毛サロンには大体どこか安いお試しプランがあるので、そういうものを利用して、「自分にどれくらい効果があるのか?」を確かめておいた方がいいでしょう。
※とにかくあんまり急ぎ過ぎないこと!
急ぎ過ぎて契約して「よかった」って声はほぼ聞かないし、急いで「失敗した!」って声は日々届きます。汗
それから、サロン側が用意した落とし穴以外にも注意、覚悟しなくてはいけないものがあります。
・どれだけ通っても効果が得られない事がある
・途中から減らなくなるパターン
・ずっとずっと常に日焼け対策が必要
・何年続けたらいいか分からない
・店員の態度が悪くなるかも
脱毛効果に関してはあらかじめ何ヶ所かで体験を受けていれば、どれくらい効果があるか予想できると思います。
ただし、通っていると途中から抜けが悪くなるパターンも多いです。
それから脱毛中はずっと日焼け対策が必要です。
日焼けしていると脱毛を断られたり、断られなくても肌トラブルを起こすことも。
毛が減っても肌が汚くなっては無意味ですよね。。
それからまれに聞くのが、店員の態度が雑になるというもの。
ただし今のとこ直で聞いたものはないので、単なる被害妄想の口コミばかりかも知れないです。
真偽は分からないけど、念のため心のすみくらいには置いておいた方がいいかもです。
失敗した時のリカバリー。解約返金を申し出る!
悪質な対応をする脱毛サロンだと、カウンセリングでごり押しされる、または嘘で言いくるめられて契約してしまうことがあると思います。
そういった場合のリカバリー方法をサラッと書いておきます。
法律が関係するので具体的には国民生活センターのサイトで確認するなり、実際にトラブル起きたら電話相談するなりしてくださいね!
クーリングオフならばストレスなく一方的に契約解除できる
クーリングオフならば、一定条件満たせば契約内容全てをこちらから解消出来ます。(8日以内)
郵便を1通送るだけでサロンの了解も必要ありません。
クーリングオフ期限が過ぎた、もう通いたくない場合は解約返金
契約がおかしいと思って「クーリングオフしたくても期限が過ぎている」、「ちょっと通いだしたけどもうやめたい」といった場合は解約返金を要求出来ます。
これは法律で決められていることなので、たとえサロンとの契約書に「解約返金は出来ません」と書かれていても関係ありません。
サロンのルールよりも法律が優先されます。
(もちろんサロンのルールの方がいい場合は、サロンのルールで解約。例えば解約返金手数料0円とか。)
解約返金のルール
対象:利用期間が1カ月を超え、総額5万円を超える
解約返金手数料
・サービス開始前:2万円
・サービス開始後:2万円または残り回数分の10%のいずれか低い方
ただし解約返金要求時にサロンに言いくるめられてヘンな契約をさせられるケースもあるので、自信がない場合はとにかく最初に国民生活センターに相談です。
どうして全身脱毛サロンはここまで不誠実が広まっているの?

どうして全身脱毛サロンは不誠実を止められないの?

きっと止めたくても止められないんだろうねー。
どうして全身脱毛サロンに不誠実が広まっているのか考えてみたのだけど、理由は主に3つ。
・脱毛サロンはそもそも効果が足りない
・美容エステは雰囲気が大事なのでみんな強く言えない
・1社が紛らわしい広告等をすると、他社も追随しなくてはならない
脱毛サロンはそもそも効果が足りない
上の方で一度お話したけど、脱毛サロンは効果が足りないので、本来ならばみんな医療脱毛に行くべきです。
これを乗越えて脱毛サロンで契約してもらうためには嘘、紛らわしい説明や広告になりがちです。
美容エステは雰囲気が大事なのでみんな強く言えない
脱毛はちょっと痛みが伴うこともあるけど、そうはいってもせっかくの美容デー。
出来れば怒って雰囲気壊したくないですよね。
それに今後も通い続けるのだったら、あんまりモメたくないのも正直なとこ。
だけど、サロン側はその感情を利用してヘンなシステムを作り上げてしまっています。
1社が紛らわしい広告等をすると、他社も追随しなくてはならない
現在一番の問題はこれだと思います。
当ページで全身脱毛サロン「エターナルラビリンス」に役所介入が起きるまで、サロン各社の悪質競争が止まらなかった話をしました。
結局不誠実運営はどこかのサロンに役所が入るまで止まりません。
なので本来ならば、不誠実運営なんてこわくて出来ないハズ。
だけど、もしもどこかサロンの1社でも嘘、紛らわしい広告を出して来たら?
そのまま放置していたら、多くの女性がそのサロンに殺到して、正直にまじめな広告だけを出しているサロンの方が先に倒産の危機を迎える事になります。
※残念ながら2021年現在、嘘、紛らわしい広告を出す方がお客さんが集まる事実があります。
だったら、、、このままツブれるわけにもいかないし、当然他のサロンも紛らわしい広告で対抗するしかないです。
こうやって競争に競争をかさねて今の「短期間脱毛」「スピード脱毛」の不誠実が蔓延してしまっている感じ。
これをサロン各社の力では止めたくても止められないのが現状のように思えます。
どうしたらいいか、個人でも出来そうなことをあとがきに書いてみました。
あとがき。公開するか3年迷いました。
このページ実のとこ、大部分はすでに3年以上前に書いて保存していたもの。
やっぱり全身脱毛サロンに喧嘩売る内容ではあるので、やっぱり公開を控えていたんです。
今回の話題をUPするのはこわかったです。
今もちょっとこわいです。
かなり踏み込んだ内容にしたので、エステサロン等からクレームが来るかも。汗
それでも今回の話題を扱ったのは、それが全体のためになると思ったから。
当ブログの方針として、「出来るだけ全体の事を考えたい」というものがあります。
ブログには運営資金のために広告も貼ってはいるけど、でも多くの脱毛ランキングサイトみたいにごり押しベタベタな感じではないと思います。
ムダ毛コンプレックスを煽ったりもしていません。
読んでくれた一人一人が出来る限り取返しつかない失敗をしないようにお話をしていけたらと思っています。
だけどこれは、偏って「客側のためだけ」というわけでもありません。
わたしたちが脱毛を受けることが出来るのは、脱毛サロン、医療脱毛クリニックで実際に運営をしてくれている人たちがいるから。
10万円持っていても、100万円持っていても、300万円持っていても、脱毛してくれる人がいないと1本だって毛をなくすことは出来ません。
なので、サロンやクリニックのミスに付け込むような話題も意識して避けています。
一方的にどこかへしわ寄せがいく情報ってよくないと思うんです。
今回は全体的に全身脱毛サロンを非難する内容ではあったけど、でも長い目で見たら、きっとそういうサロン側の人にとってもいいと思って書いています。
例えばサロン現場スタッフの人も、お客さんに嘘の説明をするのは絶対にイヤだよね。
「あの時のあの嘘で、あの子に50万円も無駄なお金を使わせた。。」
そういう思いをいっぱい抱えてひとは生きていけるものなのでしょうか。
ずっとずっと歳をとってからも、その時契約させた、20歳くらいの自信なさげな女子の顔が何度も何度も浮かんでくるんじゃないかな。
騙された方はショックを受けるけど、でもそのショックはいずれ時間とともに消えていくと思う。
だけど普通の女性が人を騙したりすると、騙した方の心のキズこそ深く長くいつまでもいつまでも残り続けると思います。
現状は残念ながら、多くの全身脱毛サロンが紛らわしい広告合戦を繰り広げている。
だけどきっと、本当はそういうサロンの経営者だってこういう騙しはしたくないのだと思う。
各社「広告が非難された時の逃げ道」を作っているので、「悪質なことをしているつもりは無かった」なんてのは無くって、確実に騙している自覚はあるはず。
だけど、ここでもしも紛らわしい合戦を放棄したら、、、結局はより悪質、一番悪質なサロンだけが生き残る事になってしまう。
実際サロン各社の広告を見ていると、そのへんの誠実不誠実の微妙な妥協点を狙ってキャンペーンをうちだしているように感じる時もあります。
おそらく、いずれもうどこかのサロンに役所介入が起きるのは避けられないと思っています。
役所介入で一番困るのが、無駄に規制が重くなること。
最近の脱毛サロンは過去に比べても効果が薄いです。
それは過去に効果が高過ぎて役所介入を招いた脱毛サロンがあったから。
そして規制一番厳しくなるのが広告宣伝。
極端な話、各社が宣伝出来なくなると、わたしたちは何をどう参考にして脱毛選びをしたらいいか分からないです。
もしも苛烈に悪質が進んだ状態で役所が介入したら、それこそ規制が激烈厳しくなると思います。
だけど役所介入時のサロンの状態が少しでもマシであれば、その時の規制もいくぶん緩くなるハズ。
なのでわたしの希望だけど、まずは多くの人に現状を知ってもらうこと。
みんなが正しい情報を知るようになると、変な事をしている脱毛サロンに人は近寄らなくなります。
そして悪質なサロンにいく人が減ってきたら、各サロンも「不誠実では勝てない!」って、業界全体でそう思われる方向に向かうと思います。
この記事がその1つのきっかけになってくれたらなって、そう願っています。