蓄熱式の脱毛の産毛への本当の効果。そこには見落とされていた盲点がありました。

蓄熱式は産毛に効果高いって聞くけど本当?

賛否両論あるけど、わたし自身には効いたよ。
「すっごい脱毛ブログ!」管理人、六條かげりです!
蓄熱式が産毛に効くという話はよく見かけるし、わたし自身にも効きました。
※わたしの蓄熱式体験
しつこく残った腹毛(硬毛化もしちゃってた)にあれこれ蓄熱式のレーザーを当てていたら、いつの間にか綺麗になくなっていました。
(体験であっちこっち行ってきたので、機種は複数です。汗)
それまでもショット式(熱破壊式)の医療レーザー脱毛で数年、10回以上通っていました。
ショット式では本当にじわじわしか減らなかったので、この結果にはとても満足しています。
ただし、わたし一人の体験だけで「蓄熱式は産毛に効果があります!」とズバッとは言い切れないですよね。
蓄熱式の産毛への効果に関しては口コミも様々。
クリニック情報でも、「産毛に効果が高い」と言っているところが多いです。
しかし、慎重な意見のクリニックもあるのもまた事実。
このページでは、蓄熱式の口コミと医師への聞き取り、わたし自身の体験の全てから分かってきた、「蓄熱式の脱毛の産毛への効果」についてお話していきます!
・バルジの脱毛だから産毛に効果が高い (×)
・毛周期関係ないから産毛でも効果が高い (×)
・毛包がターゲットだから産毛に効果が高い (×)
※蓄熱式についてまだ「?」な方は、蓄熱式まとめページの方を先にチェックしてね!
蓄熱式の脱毛は誤情報ばかり。本当の口コミと効果を脱毛研究家が解説します。
蓄熱式の産毛への脱毛効果が高いと言われる理由。
蓄熱式が産毛に効果があるとしたら、考えられる理由は次の3つ。
1.「産毛に効果がある」というよりは「剛毛に効果が無い」だけ
2.脱毛機を切り替えたタイミングで効果が出た人がいる
3.産毛への効果がある理由の仮説
現在ある、蓄熱式の効果の口コミは、おそらく「1.」と「2.」の合わせ技だと思う。
その他にも蓄熱式ならではの理由を「3.」で考察しました。
少なくともバルジなんとかいうよりは納得出来る内容になっているので、ぜひチェックしてくださいね!
※当ページにあやふやな点がある事に関して
今回はハッキリとしたデータが無いので、ページ内でも「思う」って言ってるとこが多いです。
ただ、ムダ毛の仕組み、脱毛の仕組みが解明されていない中で「効果があります」「効果がありません」ってズバリ言う事は出来ません。
逆に、ハッキリ断定している情報こそ怪しいのです。
本来言えるはずがないものなので。
1.「産毛に効果がある」というよりは「剛毛に効果が無い」だけ
これはハッキリいって今まで見落としていた盲点でした。
だけど、実際当たっていると思います。
蓄熱式の脱毛が剛毛に対して弱いのは、正直認めざるを得ないです。
効果が出にくい口コミの多くが剛毛だからです。
逆にすんなり脱毛出来た口コミで元の毛質が確認できるものは、大体みんな元から薄いです。
剛毛に効果が出にくいということは、結果的に薄い毛・産毛に効果が出た口コミが多く広まっているのは当たり前といえば当たり前。
もちろん薄い毛に大して普通に効果が出るのならば、蓄熱式のクリニックは料金も安いので、体毛薄い人にはメリット大きいです。
2.脱毛機を切り替えたタイミングで効果が出た人がいる
脱毛機と脱毛効果の口コミを見ていると、どうやら個人個人で相性があるみたいです。
脱毛機と個人との相性に関しては否定する医師もいるのですけど、「脱毛機を切り替えて劇的に効果が変わった」という口コミはとても多いです。
産毛にはYAGレーザーというものが効くという話もあります。(こっちも話半分だけど)
蓄熱式はYAGレーザーと同じようなレーザーを採用している機種も多いので、それで脱毛効果が出たのかも知れません。
いずれにしても、現在の脱毛で効果に不満がある場合は、一度安くでお試ししてみるといい結果が出る事もあると思います!
3.蓄熱式が産毛への効果がある理由(仮説)
わたしも個人的には蓄熱式は産毛への効果が高いと思っています。
というのも、自分自身にいい効果が出たので。
蓄熱式が産毛に効果があるとして、その理由は「なに?」と考えていたら、一つだけ理由がありました。
蓄熱式が産毛に効果があるのは、おそらく蓄熱式特有の、「レーザーを繰り返し照射する」という性質が関係していると考えられます。
ここからは仮説
↓
蓄熱式の脱毛効果は今までの脱毛と逆
今まで主流だったショット式(熱破壊式)のレーザー脱毛は、薄い毛よりも太い毛の方が効果が出やすいです。
だけど蓄熱式は逆。
剛毛ほど抜けにくくって、薄い毛に結構効果が出てる。
これに関しては多くの口コミ、それから実際に複数脱毛機を扱うクリニックの聞き取り内容からして間違いないです。
・薄い毛の効果が出やすい
・剛毛の抜けがよくない
ちょっと不思議な気がしますよね。
しかし、蓄熱式の脱毛の「繰り返しレーザーを照射する」という特徴を考えると、これも自然な事のように思えます。
正直なところ以下は想像半分です。
しかし、これで蓄熱式が剛毛への効果が低い理由もとてもよく説明出来ています。
熱力学にも基づいて、それなりに納得できる内容になっているので、興味出たら引き続き見て貰えたらと思います!
レーザー脱毛の予備知識。「小さい毛根は熱しやすく冷めやすい。」
理解のため、これだけポイントを覚えてね!
・剛毛は熱しにくく冷めにくい
・産毛は熱しやすく冷めやすい
ちょっと表にしてみますね。
剛毛 | 産毛 | |
---|---|---|
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|
例えば | ![]() |
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レーザーで加熱 | されにくい。 | されやすい。 |
レーザー照射後 | なかなか冷めない。 | すぐ冷める。 |
弱いレーザー | 十分に加熱出来ない。 | 加熱出来る。 |
強いレーザー | 加熱出来る。 | 加熱出来る。 |
剛毛を例えるなら、料理店の大きな寸胴(おなべね)。
熱するのに時間がかかるけど、いったんアツアツになったら冷えるのも時間がかかるよね。
産毛を例えれば手鍋程度。
手鍋だとすぐに湯が沸くし、でもすぐ冷めるよね。
剛毛には弱いレーザーでは加熱が出来ない。
剛毛を加熱する場合。
毛が大きいので、弱いレーザーでは十分加熱されないです。
なので剛毛には強力なレーザーが必要ってわけ。
だけど、産毛の場合は大きく事情が変わってきます。
細い毛・産毛の場合、弱いレーザーでも過熱は可能。
剛毛と違い、細い毛ならば弱いレーザーでもすぐに加熱出来ます。
ムダ毛も細い方が1本への過熱は早いです。
なので一見、どんなレーザーでも産毛の方が効果が出やすい気がしますよね。
事実レーザー脱毛が普及しだした頃は、みんな薄い毛をなくすのは簡単だと思っていました。
だけど実際のところ、今までのレーザー脱毛では薄い毛への効果が今一つなのが分かっています。
それは、毛が細過ぎると十分な熱が出ないため。
細い毛が脱毛されにくい理由
レーザー脱毛の仕組みは、毛根部分にレーザーを吸収させて高熱を出す方法。
それがショット式でも蓄熱式でも仕組みは同じです。
そしてレーザーを吸収出来る量は、剛毛ほど多いのは簡単に想像できると思います。
逆に毛が細いと、例え強いレーザーを当てたとしても、吸収出来るレーザーの量も大したことないので、発生する熱も大したことないのです。
そして細い毛だとレーザーで与えた熱がすぐに冷めてしまいます。
大きな鍋の熱湯はなかなか冷めないけど、手鍋のお湯はすぐに冷めちゃうのに似ているよね。
細い毛・産毛を脱毛するには、何度もレーザーを当てるしかない
上記の理由で、産毛ってなかなか脱毛されにくいです。
なのでこの「産毛をどうやって脱毛するか?」というと、方法は2パターン。
・より強力なレーザーを当てる
・何度もレーザーを当てる
より強力なレーザーを当てる
光線を吸収出来る毛の大きさには限りがあるので、当てるレーザー自体を強力にしてなんとか高熱を出そうとする方法。
一定の効果は出るのだけど、毛が細いので発生する熱には限界があります。
(レーザー出力を上げ過ぎると火傷リスクもあります。)
何度もレーザーを当てる
これが蓄熱式の考え方。
細い毛だと発生する熱には小さいです。
なのでどうしても毛根周辺を加熱するには、何回も繰り返しレーザーを当てるしかありません。
細い毛ならば、弱いレーザーでも加熱は可能。
短時間に何度もレーザーを当てることで、1回ではダメージを与え切れなかった毛乳頭などに大きなダメージを与えられます。

だったら、強力なレーザーを何度も当てるのが一番効果高いんじゃない?

それはそうなのだけど、短時間で強力なレーザーを何度も当てると火傷しちゃうので。
まとめ
繰り返しになるけど、蓄熱式の産毛への脱毛効果には賛否両論。
しかし当ブログではそれなりに効果が出るという見方をしています。
蓄熱式は剛毛への脱毛効果が今一つ。
脱毛効果は個人差あるし、毛の濃さも程度問題なので、気になる人はまず1回体験してみて、それから大きな契約をするかどうか決めるのが失敗少なく満足度高い流れではないかなーって思っています!