医療脱毛(レーザー脱毛)の出力を上げてもらいたい!上げて貰えない理由と、どうしたら上げて貰えるのか全て解説。

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医療脱毛でレーザー出力は大事。

 

もちろん、出力が低くても医療脱毛。
脱毛サロン(エステサロン)よりは強いレーザーでしっかり脱毛される人が多いです。

 

ただ、脱毛効果は個人差がとても大きくて、一部どうしても低出力では脱毛効果が得にくいひとがいます。

 

もしもそういう、効果がでない時に「当クリニックではこれ以上出力を上げられません」と言われてしまったら。
そのクリニックでの脱毛が不可能になってしまいます。

 

 

 

どうしてクリニックによって出力対応が違うの?


 

六條かげり

 

各クリニックで安全に配慮出来るレベルが違ってくるからだと思うよ。


 

たとえば時間をかけて1人1人丁寧に見ていくクリニックであれば、高出力も出しやすいです。
万一の肌トラブルも気がつきやすいし、火傷してもすぐに対応が可能。

 

だけど、もちろんその分は料金に乗ってきます。

 

とはいえ、格安クリニックで効率効率で対応するクリニックでも安全は犠牲に出来ません。
そうなると安全確保のために自然とレーザー出力は低めになりがち。

 

もちろんこれらは各クリニックの程度問題。
値段に関わらず契約前に出力対応の確認をしておいた方がいいし、通いながらの用心も必要になります。

 

ただしレーザー脱毛の出力は、一般に思われているよりかなりデリケートな問題。
聞き方によってはクリニックに警戒されて、逆に出力を上げて貰えなくなる可能性も。

 

このページでは、「そもそもレーザー出力ってどういう風に決めるのか?」、そして、それを理解することで「どういう風に出力対応をお願いしたらいいか?」を順々にお話します。
注意点も多いので、「すでに知ってる」ってひとも復習のつもりで目を通してもらえたらと思います!

 

目次も用意したけど、まず最初は順番にゆっくり読んでみてね♪

 

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レーザー出力を上げてもらえない!理由は2つ。

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レーザー出力を上げてもらいたくて看護師さんに伝えてもうまくいかない話が多いです。

 

その理由はふたつ。

 

ひとつには、「そもそも出力を上げないポリシーのクリニック」という場合。
この場合は残念ながらどうにもなりません。

 

なのでこれから始めるのであれば、必ず契約前に確認しましょう。
(聞き方などは後ほどお話しますね!)

 

もうひとつは、本来出力を上げてくれそうなクリニックの場合。
柔軟対応してくれるクリニックでも、こちらの言い方によっては警戒され、出力対応してくれなくなることもあります。

 

(※行儀悪いひとが一定割合いるので、どうしても過敏に警戒してしまう。)

 

出力を上げてもらうには

六條かげり
・そもそも出力を上げないクリニックは避ける
・上げてくれるクリニックでは警戒されないように注意

 

せっかく出力相談したのにうまく対応されないのには理由があります。
理由はクリニック側と、一般客と、その間で「レーザー出力に対する認識」の違いが大きいから。

 

出力設定自体は数字ひとつで決まるものだけど、効果や火傷リスクなどは色んな複合要因で決まってくるんです。

 

方針はクリニックによって違うし、肌状態も個人個人で違ってくるので、全員共通で「出力*くらいがいい」っていうものはありません。

 

なのでまずは「レーザー出力がどう決まってくるか」の話をします。

レーザー出力の決まり方

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客からの希望に添えない場合、本来ならばプロの側が丁寧に説明していく必要があります。

 

だけど現実問題、レーザー出力を決定するための要素がとても多く、「その場でお客さんが納得出来るまで詳しく分かりやすく丁寧に説明する」のが困難というしかありません。

 

 

「レーザー出力値の設定自体は単純、だけど数字を決定するには要素が多い。」

 

 

これが客側とクリニック側の認識のズレの原因だと思います。

 

レーザー脱毛の出力設定には要素が多い

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レーザー脱毛の出力を決めるに必要な要素(情報)はとても多いです。
たとえば、以下の感じ。

 

レーザー脱毛の出力を決める要素

六條かげり
・レーザー脱毛機の種類
・照射しているレーザーの種類
・照射方法
・レーザーの照射ヘッドの種類(口径、面積など)
・肌の色の濃さ
・肌の状態(保湿・乾燥など)
・各クリニックの方針
・本人の希望
・前回の数値

 

同じ出力値でレーザーを当てたとしても、これらのどれか一つでも違うと効果も火傷リスクも全く別物になることも。

 

 

肌状態によって出力も変える

脱毛用のレーザーはとても危険なもの。
少し間違えると消えない火傷痕が残ってしまうことも。

 

そのため、毎回のレーザー照射のときには肌状態の確認がとても大事。

 

肌状態

・乾燥(保湿)
・肌色(日焼けなど)

 

このふたつは必ずチェックされています。(何も言わなくても)

 

乾燥が激しい場合、やっぱり火傷リスクが高まるので、それだけ出力を低めにされてしまいます。

 

肌色が濃い場合も同様。

 

肌色が濃ければ濃いほど、肌表面でレーザー光が吸収されて高熱が出ます。
たとえ日焼けしていなくても、色味が濃ければそれだけで危険。

 

そしてもしも最近日焼けしていたら、まだその時の肌ダメージが残っているはずなので、そこにレーザーを当てると肌トラブルを起こしやすいです。

 

 

機械、レーザー種類、レーザー口径が違うと、レーザー出力も変わる

機械が違えば同じ出力値でもリスクや効果は違ってきます。
機械が違うとレーザーの当たり方も違うので。

 

レーザーの種類が変わっても、やっぱり数字の単純比較は出来なくなります。

 

そして、レーザー口径(面積)が違う場合もやっぱり数字の単純比較が出来ません。

 

なのでジェントルレーズなどの複数口径がある脱毛機は注意が必要。
同じ出力値であっても、レーザー口径大きいほど効果や肌ダメージも大きくなっていきます。

 

よくあるトラブルが「以前通っていた脱毛クリニックの出力を引き継いでほしい」という場合。
この場合も出力だけじゃなくて、以前受けていたときの口径の数字も必須。

 

※「同じ出力でも口径違うと効果も違う」は別ページにまとめました♪
六條かげり
レーザー脱毛の出力とジュールは別。出力値同じでも口径大きいほど効果でやすいのはなんで?

 

 

ジェントルレーズ等の場合、レーザー出力は口径情報とあわせて設定するものなので、口径が分からないと「何も情報が無い」のと同じ
口径情報が分からないならば、どれだけ現場の看護師さんが対応したくても対応する方法がありません。

 

クリニック変更での出力引継ぎに関しては下の方でまとめています。(目次からたどれるよ♪)

 

ここまでレーザー出力決定に必要な情報をお伝えしたけど、でも実はこれを知っていても必ずしも希望が通るわけではありません。

 

それには理由がふたつあります。

 

 

出力の希望は通りにくい。「すぐに高出力」が難しい理由。

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レーザー出力に柔軟な脱毛クリニックでも、必ずしも希望通りの出力値で始められるとは限らないです。

 

理由はふたつ。

 

脱毛の効果、リスクの個人差がとても大きいから。
そして、その個人差の予測が困難だから。

 

 

脱毛の火傷リスク等も個人差が大きい

脱毛効果は個人差がとても大きいです。
医療レーザー脱毛ならば、低出力でもしっかり効果が出てつるつるを維持出来る人も多いです。
でも逆に、出力を上げてもなかなか効果が出ない場合も。

 

火傷リスクも同様。
その人の肌色、乾燥状態などで火傷リスクは変わってきます。

 

そして大きな問題は、「実際にレーザーを当ててみないと火傷するかどうかは分からない」という点。

 

同じ機械、同じレーザー、同じ設定、同じくらいの肌色、同じくらいの保湿具合であっても、なぜか火傷する人、しない人がいます。

 

もうちょっと言うと、同じ人であっても、「前回は火傷しなかったのに今回は火傷した」なんてことも。

 

もちろん経験が積みあがっている現場の看護師さんならば、見たり触ったりした感じである程度予測はつきます。

 

でもそれはあくまで予測。
予測は外れることもあるので、あまり初回から攻めた出力設定では対応しにくいんです。

 

いきなり高出力が難しいのは、リスクの予測が難しいから。

・同じ出力でもひとによって効果が違う
・同じ出力でもひとによって火傷リスクが違う
・脱毛前には効果やリスクの予測ができない

 

半ば手探りで実際に施術をしながら、毎回少しずつ出力を上げて安全を確かめるというのが現実的な対応になっています。

実際のクリニックの対応。

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ここからは実際のクリニックの対応のお話をするのだけど、その前にここまでの内容をちょっとだけおさらい。

 

ここまでのおさらい

・レーザ出力を決めるには複数の要素が必要
・要素のひとつでも違うと出力値の意味が全然違ってくる
・効果、肌トラブルは個人差が大きい
・効果、肌トラブルは予測しにくい
・たとえ同じ人、同じ機械、同じ設定だったとしても、肌トラブルが起きるとき、起きないときがある

 

各クリニックこれを踏まえて脱毛レーザーの出力を決めていきます。

 

クリニックの出力対応。出力の決め方と全体の流れ。

レーザー脱毛は当然出力高い方が効果も高くなりやすい。
だけど、どれくらい出力を上げたら火傷してしまうのか、見当がつきにくい。

 

なので、いきなり出力MAX(機械の最大)で対応する脱毛クリニックはありません。

 

そして、毎回様子見しながら少しずつ出力レベルを上げていきます。
もちろん一気に最大には出来ないので、各回1レベル、攻めて2レベルくらい上げて様子見。

 

用心深いクリニックだと、たとえば「2回同じ設定で照射して大丈夫だったら次回は出力を1レベル上げる」とかいうのもあります。

 

もちろんレーザー出力の初期値や上げていくペースはクリニックの方針によって違います。

 

攻めるクリニックだと他のクリニックより高いレベルでスタートするところもあります。
逆にクリニック独自で出力上限を低めに決めていて、たとえ毛が抜けなくても決して上げてくれないクリニックも。

 

規模の大きい超低価格の医療脱毛だと低出力のみで対応していることもあります。(理由は後述)

 

クリニックの出力対応

・一度にMAXまで上げることは無い
・出力は通いながら少しずつ上げていく
・クリニックによって初期の数値が違う
・クリニックによって独自に出力の上限を低く決めている
・数値を教えてくれるクリニック、教えてくれないクリニックがある
・規模の大きい低価格脱毛では低出力でのみ対応することがある

 

これらで特に困るのが、「クリニックによって独自に出力の上限を低く決めている」というケース。

 

医療脱毛であれば出力高くなくても効果は期待出来るけど、でもそれは個人差。
中には効果がでにく人もいます。

 

もしも効果足りないのに出力を上げず、ずっと同じ設定で対応されたら回数ばかりかさんでなかなか毛が減りません。

 

たぶんこのページを見てくれているのは、「出力を上げてもらいたい」と思っている人が多いと思います。

 

100%希望が通るクリニックはなかなか見つからないけど、より希望に近い条件で脱毛を始めるのは大事。
それにヘンな対応も大体は避けることが可能です。

 

なのでここからは、出来るだけ希望を通すためにはどうしたらいいか、おかしい対応があったらどうしたらいいか、順々にお話をしたいと思います。

どうやって出力を上げて貰えばいいか

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残念なことだけど、脱毛クリニックというか美容業界全般、たまに不誠実対応をするところがあります。

 

そして誠実に取り組んでいるクリニックでも、「あんまり出力を上げない」って決めているところも。

 

それに全体的には評判いいクリニックだとしても、たまにはヘンなスタッフさんが紛れ込んでいて「困惑しちゃった」って口コミも見かけます。

 

安くて100%疑いなく安心って無いので、自分自身でも用心して、満足度高めていった方が現実的だと思います。

 

3つに分けてお話しますね。

 

脱毛の出力3つの注意

六條かげり
・避けるべきクリニック、選ぶべきクリニック
・契約前の注意
・通いながらの注意

 

避けるべきクリニック、選ぶべきクリニック

まず大事なのが、そもそも出力対応をしないクリニックを避けること。

 

対応しないクリニックは何を言っても対応しません。

 

出力を上げるにはそれなりのスキルと経験が必要。
なので効率効率の低価格クリニックでは、看護師全員共通要領、「誰が施術しても火傷しない低い出力レベル」での対応になりがち。
(もちろん、各クリニック程度問題。)

 

それから出力値を隠すクリニックも。
なのでもしも複数クリニックの選択肢があるならば、教えてくれるところがいいですね。

 

もちろん、「言わない=悪質」というわけではありません。
出力の具体的な数字を言うと変な誤解が広まってしまうこともあるので。
だけど隠すクリニックだと、「上げた」と言っても本当に上げているのか不安になると思います。

 

避けるクリニック、用心するクリニック

・出力上限が決まっているクリニックは優先順位下げる
・情報公開のあるクリニックが理想
・超低価格の効率効率のクリニックには用心

 

ただ実は、これらはあんまり不安に感じる必要はありません。
というのも、これらは契約前に確認出来るから。

 

契約前の注意

レーザー出力に関しては、契約前にほぼ全てが決まります。

 

同じクリニックでも対応してくれた、くれなかった、異なる口コミがあります。
これは契約前の相談の影響が大きいです。

 

契約前に相談や約束事が無いならば、そのまま「余計な対応無しにしたい」というのがクリニック側の本音。

基本はどのクリニックも出力を上げないで済むならば上げたくないのです。
上げれば上げるほどトラブルも起こりやすく、訴訟リスク、悪い口コミが広がるリスクが高まるので。

 

そしてもしも、「この人は万一の肌トラブルの際に訴えそう、騒ぎそう」って思われたら、当然警戒されて攻めた対応をしなくなります。
火傷トラブルで「保証が」「訴訟が」言われるくらいならば、出力を上げないで文句言われる方がマシなので。

 

なので要望がある場合最低限行儀よく見せた方が有利。
(へりくだる必要は無い。へりくだったら侮られるので、やっぱりよくないです。)

 

軽くまとめますね。

 

相談前に知っておきたい

・契約前の確認、相談でほぼ全てが決まる
・クリニック側も本音はあまり出力を上げたくない
・行儀良い態度で臨んだ方が得

 

どこの脱毛でも契約前に必ずカウンセリング、契約条件の説明があるのでそこで出力の条件も確認しましょう。
ただし聞き方によっては、クリニック側に警戒されることがあります。

 

 

出力の聞き方。警戒されにくい方法は?

脱毛クリニックにも色んな人がいるので、100%警戒されない方法って無いです。
だけど、警戒されにくい方法ならばあります。

 

まず、いきなり次の言葉だけ言うと、警戒される可能性大。

 

うまくない言い方

「出力最大で当てて欲しいです」(×)
「出力を*にしてください」(△)

 

全員共通でオススメの数字って無いので、いきなり特定の数字をこちらから指定するのはあまりいい方法ではありません。
「ネットで聞きかじった知識で要求をしてくる」という印象がとても強くなります。

 

要は言い方
少しずつクリニックの方針を確認して、それで要望に近づけていく感じ。

 

大事なのは、いきなり「要求」をするのではなく、「クリニックの方針の確認」です。
そして出来れば、「クリニックの事情もわかっていますよ」って気持ちが伝わるといいですね。

 

出力相談の方法

「まずはクリニックの方針を確認する」(〇)

 

まずクリニックの方針を確認して、それで希望が通りそうならばそれでOKだよね。
それで分からない、ちょっと希望通りになるか不安な場合は追加で質問、要望をしていく感じ。

 

聞き方は次みたいな感じでいいと思う。

 

たとえばこう聞く

「効果無い時には出力を上げて貰えますか?」
「毎回出力を上げる方針ですか?」
「出力を上げるペースはどれくらいですか?」
「抜けるまで、機械の限界まで上げられますか?」
「毎回受けている数値は教えてもらえるんですか?」
「クリニック独自で機械限界より低い上限が決まっていますか?」

 

そして聞きたい理由を添えるともうちょっと自然になります。

 

聞きたい理由を添えてみる

「他のクリニックで効果出にくい口コミを見かけるので、」
「抜けなくても出力上げないクリニックがあると聞くので、」
「個人差大きいと聞くので不安です」

 

こんな感じ。

 

あと、他と比較検討している場合はそれも伝えておいた方がいいと思います。

 

 

数字を全く教えてくれない脱毛クリニック

残念ながら、具体的な出力値を全く教えてくれない脱毛クリニックが多いです。
教えれくれないクリニックの方が多いです。

 

これは正直なところ、どうしようもないです。
中小クリニックであれば、「他と比較して決めたいから知りたい」と伝えて教えれくれるところがあるかも知れません。(「かも知れない」程度しか期待出来ないです)
だけど、大手クリニックで宣伝もいっぱいしているところだと、取り合ってくれるところは少ないです。

 

もちろん各クリニックの方針次第なので、諦めずに聞いてみるのはいいと思います。
ただし直接対面でないとなかなか教えれくれないこともあります。
(どうして警戒するのかは、あとでお話しますね。)

 

 

完璧は難しい、比較してよりいい所を探す

ここまで質問の例をあげてきたけど、上記を全部答えてくれるところは多くないです。
現実的には候補になるクリニックをいくつかまわって見て、それで比較で対応いいところを選んでいく感じになると思います。

 

 

ポイントまとめ

ここまでのクリニック選びというか、避けるクリニック、用心したいポイントをまとめますね。
(出力に関しては減点方式で、よりマイナスが少ないとこを選ぶ感じかなー)

 

このクリニックは優先順位下げる

・出力上限が低く決まっている(重大)
・抜けなくても上げてくれない
・一筆書いても対応出来ない
・出力関係は全てノーコメント
・受けた数字も教えられない

 

話し方

・まずは質問、次に要望
・質問、要望に理由を添えると自然になる
・丁寧な態度でのぞむ
・他のクリニックの検討中ならば伝えておく

 

 

それから念のため、あともうちょびっと確認しておいた方がいいポイントを♪

 

クリニックによって条件・対応が違う

もちろん条件はクリニックによります。

 

出力の決め方は各クリニックが決めている

・出力上げの初期値はクリニックによって違う
・出力を上げるペースは各クリニックによって違う
・本当は出力対応出来るけど隠しているクリニックもある

 

レーザー出力の初期値はクリニックによって違う

レーザー出力の初期値もクリニックによって違います。

 

もちろん肌状態で対応が変わってくるので、初期値も人それぞれ。
初期値がいくらなのか、自分自身はどれくら可能なのか、これは候補のクリニックを複数まわって直接確認していくしかありません。
(教えてくれるとは限りません)

 

 

出力を上げるペースも各クリニックによって違う

肌状態を見ながらだけど、大丈夫そうならば1回に2レベル上げるようなクリニックもたまにあります。

 

逆に、2回くらい様子見してようやく1レベル上げるようなところも。
ほんとさまざまなので、契約前に確認してね!

 

 

本当は出力対応出来るけど隠しているクリニックもある

ほんとしつこくて恐縮だけど、出力の話はとてもデリケート。

 

なので、本当は出力を上げることが可能だけど、表向きは隠しているクリニックもあります。

 

隠す理由は、「この客の出力上げても本当にトラブルにならないか?」というのを見ている感じ。

 

万一の火傷の際に騒ぎ立てられたらとても困るので。
(特に大手だと、1つのトラブルが全国に波及することも。)

 

「隠す」というか、「様子見しながら個別に対応」していると言った方が正しいかなー。

 

表向きにそういうクリニックなのかどうか、確認するのは困難です。
どれくらいの対応をするかハッキリとルール化しているクリニックばかりでもないでしょうし。

 

なので「ダメ」って言われても他の条件がとてもいい場合は少し粘ってみるのもいいと思います。

 

 

ちょっと強めにお願いしてみる

ちょっと強めのお願い

「火傷しても責任もつので、抜けるまで出力最大まで挑戦して貰えますか?」
「承諾書に一筆書くのでなんとか対応して貰えませんか?」
「すごく困っているので院長先生にも相談出来ませんか?」

 

あっ、強めにお願いするときほど礼儀正しくね♪

 

クリニック側が警戒している点を「こちらも理解しています」「理不尽なクレームはしません」という気持ちが伝わるのが大事って感じかなー。

 

※「自分で責任もつ」とは
もちろん、「自分で責任もつ」って言っても、「訴えない」「騒がない」って意味であって、「火傷対応の要求をしない」って意味ではないよー。
火傷とか肌トラブルは時間勝負。
気になったら一刻も早く対応してもらいましょう。

 

ここまで頑張って、あんまりハッキリとした回答が得られない場合、その場合はそこを選ぶ優先順位を下げた方がいいと思う。

 

あと、この内容だと電話ではなかなかぶっちゃけ話をしてくれないので、直接カウンセリングに行って相談するのが現実的だと思います。

 

web情報で3ヶ所とかにしぼれて来たら、実際に足を運んでみましょう♪

 

通いながらの注意

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出力対応に関しては、基本は契約前で対応のほとんどが決まってしまいます。

 

ただ、出力関係の相談や要望は、通いながらでも必要なことがあります。

 

大きく分けて次の3つ。

 

通いながらも相談が必要なケース

・毛が抜けなかった、すぐに戻った場合
・担当者がおかしい。約束を守らない場合
・いつもより痛くないけど、これほんとに出力足りてる?

 

毛が抜けなかった、すぐに戻った場合

脱毛後に毛が抜けたからといって100%効果が十分とは限らないけど、抜けないのは確実に効果が足りていません。

 

基本はクリニック側がどうだったか聞き取りすべきものだけど、何も言ってくれない口コミを多く見かけます。

 

なので聞き取りをしてくれない場合はこちらから言いましょう。

 

こういう場合は必ず申し出る

・抜けない
・すぐ生えてくる

 

どれくらい抜けた方がいいのか、「すぐ戻る」ってどのくらいの期間なのか。
人によってバラツキもあるのだけど、目安のようなものを作っておきました。

 

 

 

担当者がおかしい。約束を守らない場合は?

「出力を上げてくれるって聞いたから契約したのに、全然上げてくれない!」
「肌ケアだってしているし日焼けもしていないのになぜか対応してくれない!」

 

残念ながらこういった話もたまにあります。

 

契約前に聞いていたのと違う対応だと感じたら、その場でなんとかしなくてはいけません。

 

原因が2通りあります。

 

「話が違う!」の原因

・担当者がおかしい
・契約前の説明がおかしい

 

担当看護師の態度がよくない場合は「契約前に聞いていたのと違う」ってしつこく言ってもいいと思うけど、そもそもその担当者だけがすごく変な場合もあります。

 

そういう場合は上の立場の人(看護師長?チーフ?)に話をさせてもらうといいです。
当人がダメそうだったら受付けのひとに言ってもいいです。

 

軽くあしらわれて責任者が出てこないこともあるけど、そういう場合の対策はとても簡単。
帰らないだけでいいです。笑

 

※もちろん、「約束と違う」ときだけだよー!不当に帰らないと警察呼ばれるリスクもあるので。

 

もっともらしい、でも納得出来そうにない説明を繰り返される場合もあるけど、その時は次のような話を繰り返していればいいです。

 

たとえばこれを繰り返し言う

・「契約時の説明と違う」
・「合理的な理由があるならば説明して欲しい」
・「契約後一方的にが不利になるような変更は許されない」

 

もちろん、その場に判断出来ない、権限のある人がいないケースもあります。
「この場で決めかねる」ってことであれば、仮でもなんでもいいから明確な日時を決めて連絡させること。

 

たとえ期限までに返事が出来るか分からなくても、明確な日時を決めずに放置しているとそのまま連絡なしなんてこともありえます。
(脱毛に限らず質の悪い業者がよくやる手段。)

 

あと、そもそもの契約前の説明がおかしい場合、この時も話をする流れは同じだと思っていいです。
ルールと違う説明をされたということなので、対応させるのは難しくはなります。

 

※話が違う場合、わたしだったら、割と強めに言うと思います
六條かげり
大きなお金を支払う契約で「事前説明と違う」というのは言語道断。
それでもしっかり効果が出ていれば、まあそれはそれでいいかなーとは思います。
ただもしも効果が足りず、「抜けない時は出力を上げる」って説明だったのに全然上げてくれないようだったら、その時は過去の消化分も含めて全ての返金を要求することも考えます。
嘘を言って契約させたわけなので。
このへんは法律も絡んでくるので、どこまで要求を通せるか分からないけど、明らかにクリニック側に非がある場合はサクッと返金を受け入れた例もあります。(過去にtwitterフォロワーさんからそういった相談がありました)

 

 

 

(不安)いつもより痛くないけど、これほんとに出力足りてる?

「いつもよりあんまり痛くなくて効果でるか不安」ってケース。

 

いつもより痛くないことは割とあります。

 

これは問題ある場合、無い場合、どちらも考えられます。

 

痛みが小さくなる要因(効果に影響無し)

・肌質が変わった
・単にその日に痛み感じにくくなった
・以前まで肌に塗っていたもので痛み増していた
・毛の密度が減った
・慣れた
・レーザー口径が変わった
・冷却システムが変わった

 

肌質が変わった

肌の保湿状態、日焼け肌の改善で痛みが減ります。

 

単にその日に痛み感じにくくなった

睡眠不足などの体調、精神状態で痛みも大きく変わります。

 

以前まで肌に塗っていたもので痛み増していた

保湿クリームなどの中にはレーザーで熱が出る可能性があるので使用を控えるように言われるクリニックもあります。

 

塗るものが変わって痛みが変わった可能性はあります。

 

可能ならば当日はなにも塗らないのが理想。
ただ、肌が乾燥しやすい場合は相談で決めていく感じ。

※以下はわたしが今まで聞いた例

 

・ほぼダメ
デオドラント
・ダメと言われがち
日焼け止め
・注意が必要
オイルが配合されたもの
クリニック公式オススメ商品は単に売りたいだけの可能性も
・比較的影響少ない
ハトムギ化粧水

 

あくまで参考に。
かならず通っているクリニックでも確認してね!

 

 

毛の密度が減った

毛の密度が減ったら痛みも楽になります。

 

慣れた

緊張していると痛みも感じやすくなるので、慣れるとマシになります。

 

レーザー口径が変わった

たとえばジェントルレーズなどのシリーズは口径が複数あります。
口径が大きいものを使うと、口径が小さいものに比べて低出力でも同等くらいの効果が得られます。

 

出力が下がれば、その分痛みも感じにくくなります。

 

冷却システムが変わった

機械のバージョンが最新のものに変わって、レーザーの設定はそのままだけど、冷却システムが進化していることもあります。
冷却はもちろん肌を守るためのもので、痛みも軽減されます。

 

 

以上は痛み小さくても問題ないのだけど、問題のあるケースもあります。

 

痛み小さい原因(本当に効果低い)

・レーザー出力が低かった
・機械が壊れている

 

レーザー出力が低かった

ミス、なんらかの原因でレーザー出力が本来より低くなったケース。

 

機械が壊れている

操作パネルの表示等は問題ないのに実際のレーザーが弱いケース。
可能性はとても低いです。
ここまでの可能性を全て確認してから疑う感じでいいと思います。

 

 

出力が低いかどうやって確認する?

異変を感じたらもちろんその場の看護師さんに聞く、あとで気になったら問い合わせ。
だけど、絶対に数字を教えないクリニックもあります。

 

そういう場合の対処法です。

 

素人でも出来る出力確認

・現場で画面をこそっと見る
・とにかく経過を確認する

 

現場で画面をこそっと見る

終わった後で画面をこそっと見る方法。
※単位が[J/cm2]のものを探す。(cm横の2は2乗の意味)

 

お着換えのときは看護師さんも退出しているはず。

 

ただしあくまで参考。
部位によって出力値を変えることは多いし、クリニック内の安全管理の一環とかで低い値にしてから終了するケースもあります。

 

あと、普段から確認していないと、1回見るだけだといつもとの違いが分からないです。

 

 

とにかく経過を確認する

大事なのは数字よりも効果ですよね。
効果が不安な場合もとにかく脱毛後2〜3週間は待ちましょう。

 

ひとによって期間のバラツキはあるけど、2回目以降ならば今までの経過と比較してみるといいです。

 

いつも通り抜けたらそれでよし。
その場合も念のため、次回直前に痛みが小さかったこと、それにより不安を感じていることくらいは伝えておいた方がいいんじゃないかな。

 

抜けない場合は必ずクリニックに伝えましょう。

 

 

どれくらい対応してもらうべきか?

効果は毎回多少の誤差はあるので、いつもより多少減りが悪い程度ならば次回伝えるくらいでもいいと思います。

 

だけど機械などの変更もなく、肌色とか変化なく、毛質も変化ないのに、「今までは抜けていたのに全然抜けない」という場合は何らかのトラブルがあった可能性が高いです。
とにかく問い合わせして機械設定などを確認してもらいましょう。

 

ミスは認めないクリニックも多いけど、中には「間違っていないけど今回特別に再度照射をいたします」的なことを言ってくる話は聞いた事あります。

 

ちょっとイラっとしちゃうかもだけど、対応してくれるのならば対応してもらいましょう。笑

前の脱毛クリニックの出力を引き継ぎたい

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事情あって脱毛クリニックを移動するとき、出来れば高めの出力でスタートして欲しいところだよね。
だけどこれも簡単ではありません。

 

出力引継ぎ可能不可能はクリニックによるため。
そして引継ぎが可能なクリニックでも、必要な情報が足りないケースがとても多いため。

 

中には「客からの情報が信用できない」といったケースもあります。

 

よくあるパターンを並べると次のような感じ。

 

出力引継げない理由

・引継ぎ不可のクリニックだから
・当日いきなり言うから
・引継ぎに必要な情報が不足
・客からの情報が信用出来ない

 

引継ぎ可能な場合も、そっくりそのまま同じ数値からのスタートをすることは稀。
攻めるクリニックでも多少低いめからのスタートになります。

 

(ただし「あんまり上げないクリニック」から「積極的に上げるクリニック」へ移った場合は引継ぎするまでもなく高い値でスタートすることもあり。)

 

引き継ぎ出来ない理由を具体的にお話しますね。

 

 

引継ぎ不可のクリニック

引継ぎがルール上不可なのでどうしようもありません。
契約前に確認しましょう。

 

 

当日いきなり言うから

これとても多いように感じています。

 

脱毛当日にいきなり言っても対応不可能なことが多いです。
現場の看護師さんとしても、いきなり言われても事実確認が出来ません。

 

「客のいう事が本当か?」
「本当だとしても、それで対応してクリニックが責任を取ってくれるか?」

 

その場の担当者の裁量に任せてくれるクリニックもあるけど、安くて規模が大きいところほど裁量も少ないです。
いきなり言われても対応が出来ないことが多いです。

 

まずは契約前にしっかり確認です。

 

契約前に要望をしっかり通したうえで、脱毛当日もまたあらためてお願いする感じがいいと思います。

 

※院内の情報共有がマズイ脱毛クリニックも多い、、汗
六條かげり

 

しっかり条件を確認して、要望を伝えてから契約しても、なぜか当日現場で全然話が通っていないことは多いです。汗
その場で言って、「契約のときにOK出してもらいました」って伝えて、ちょっと確認があったうえでOKってなることが多いけど、稀にモメた話も。
どうしてこんないい加減な美容クリニックが多いのか理解に苦しむけど、でも事実あるある。
なので本当に伝わっているか、契約時に念を押しておいた方がいいと思います。
もしも契約時に現場の看護師さんがチラっと来てくれて返答してくれるととてもいいよね。
(約束が守られない時の話はちょっと上の方で話題にしています。目次をたどってね♪

 

 

引継ぎに必要な情報が不足

これが多くのトラブルの原因。

 

これはクリニック側に非はありません。

 

たとえばジェントルシリーズのように、複数種類のレーザー照射ヘッドがある場合、出力値だけでは情報が足りません。
出力値だけではなく、レーザー照射ヘッドの口径も確認しなくてはいけません。

 

口径情報はレーザーの出力決定するときに必要だからです。

 

口径情報が無いと元のクリニックの設定が再現出来ないので、どれだけ積極的に引継ぎをする方針のクリニックでも、引継ぎ不可能になります。

 

 

出力引継ぎに必要な情報

脱毛クリニックを移動する場合は、元のクリニックでこれらを確認しておく必要があります。

 

出力引継ぎに必要な情報

六條かげり
・脱毛機名
・レーザーの種類
・照射ヘッドの口径

 

※脱毛機名はバージョンも合わせて確認
※「レーザーの種類」は複数搭載がある場合
※「口径」は複数種類がある場合
※「パルス幅」も設定可能機種ならば分かった方がよりいい

(「パルス幅」は説明すると長くなるので、ここでは「そういうものがある」というだけでいいです。メーカー推奨値を使うことが多い、また設定するクリニックでも似たような数値になるので絶対必要とまでは言いません。ただ情報があるとよりいいです。そもそも設定が出来ない機種もあります。)

 

機械が違うと比較できないです。
レーザーの種類が違っても比較出来ないです。

 

ただ、全くの未経験でないならば、多少は考慮して攻めてくれるクリニックもあります。(契約前に確認!)

 

それから、レーザー照射の要領もクリニックによって多少の違いがあります。
なので前のクリニックの状態を100%再現することは出来ません。

 

そのため、多少は以前より低いところから始めるのは仕方のないこと。
大事なのはその後しっかり上げてくれるかどうかだと思います。

 

 

客からの情報が信用出来ないケース

どこの脱毛クリニックでも、基本は「客は無知なもの」として見られます。
なので、客から言われた数字などをそのまま鵜呑みにするクリニックは少ないです。

 

そして残念ながら嘘を言う人もいます。
ただし嘘をついたとしてもすぐバレます。

 

出力設定には多少は専門的な知識が必要なので、嘘はすぐにつじつまが合わなくなるんです。

 

そして不幸なのが、嘘を言うつもりが無くても対応をしぶられるケースも。

 

これは完全に嘘を言う人のせい。
僅かだけど、でも嘘を言う人がいるせいで、クリニックの人も疑心暗鬼にならざるを得ません。

 

言っている出力情報が本当か嘘か、分からない場合はどうしても安全側の対応をすることに。

 

そして嘘を言っていなくても、その人がちゃんと正しく数値を確認出来ているかはまた別問題。

 

脱毛クリニックは当然「毛を生えなくさせる」ことが目的だけど、でも同時に「火傷をさせない」というのも守らなくてはいけないこと。
なので確証のない情報に対しては、どうしても厳しい対応になってしまうんです。

 

ただ逆に、出力交渉をするときはこちらも「勉強してきた」「クリニックの事情も分かっていますよ」というのが伝われば、それだけ話も通りやすくなります。
ちゃんと知識を持って、しっかり必要な情報を用意している人だと嘘を言っている可能性が低いので。

 

あとここでも行儀が悪いと嘘を言っているような印象になりがちなので、行儀よくするのはやっぱり大切です。
(社会人として普通の態度で大丈夫♪)

 

出力の引継ぎ、経験者だから高めでスタートしてもらいたいなら

・対応出来るクリニックにいく
・契約時に確認
・施術当日にいきなり言わない
・十分に知識をたくわえて、こちらも分かっていることを伝える
・必要な情報を揃えておく
・礼儀正しくする

 

出力対応はどうしてもクリニックの方針でほぼ決まってしまうので、まずは複数クリニックを確認して希望に近いところを探すこと。
そして、交渉時、脱毛時に不要な警戒を抱かせないように出来たら、それだけ対応して貰える確率は上がってくると思います!

医療脱毛の出力のオススメ、目安は?

⇒ 目次へ

六條かげり

 

ごめんなさい。
目次に入れて見出しまで作ったのだけど、ここで目安を言うことは出来ません。

 

そもそも、「全員に共通でオススメの出力」って無いんです。
当ページ内を一通り見てくれた方は分かってくれると思います。

 

もちろん、各クリニックでスタート時の出力は大体決めていて、お客さんの肌状態を見ながら高め、低め、決めていくのだけど、あくまでそれは現場のプロだから出来ること。

 

そしてこのページ内でも説明したけど、クリニックの安全管理レベル(許容出来るリスクのレベル)によってもオススメの出力値が違うんです。

 

また、「出力値を決めるには色んな要素が必要」という話をしてきたけど、その中のひとつでも欠けるとまた意味が違ってきます。
たとえばジェントルレーズだとレーザー照射ヘッドの口径を一緒に確認しないと出力値が決められないのだけど、2024年現在はまだまだそれを知らず、「出力値の数字一つだけ」でしか考えられない人が多いです。

 

ここで具体的な数字を言ったら、おそらく各脱毛クリニックとモメる人が出てくるでしょう。
無理をして火傷をする人も出てくるでしょう。

 

ただし、目安がなくて困る必要はありません。

 

要は、通える範囲のクリニックを比較したらいいのだから。
比較の方法、選ぶべきクリニック、優先順位を下げるべきクリニックに関してはすでに当ページ内でお話しているので、そちらを参考にして貰えればなって思います。

【誰も悪くない】警戒される、対応をしぶる、情報公開をしない理由

⇒ 目次へ

 

レーザー出力に関して、客からクリニックへの不審感が強いです。
そして逆に、脱毛クリニック側も、客からの無理強いに閉口しているものもよく見かけます。

 

だけどわたしはこれ、本当は誰も悪くないと思っています。
(一部例外はあるけど)

 

今このページは脱毛クリニックの対応に不審を抱いているお客さん、そして中には脱毛クリニックの人も見てくれているかも知れません。

 

ひとつだけお伝えしたいことがあります。
それはクリニック側も客側も、いま相手に感じているほどの悪意は持っていないということ。

 

クリニックも悪くない。客も悪くない。
なのに何故ここで摩擦が起こってしまうのか。

 

それはきっと、「客の理解」と、「出力設定の本当の事情」との間の落差が大きいから。

 

出力は単なる数字一つで設定するものなので、とても分かりやすそうな印象はあるよね。
だけどここまで「実際はそうではない」というお話をしました。

 

これの落差が摩擦の最大の原因だと思います。

 

 

こんな感じ

 

客−クリニック間のズレ

客:
「やけどリスクあってもいいから限界まで出力上げて欲しい」

 

クリニック側:
「そんな単純なものではない」

 

客−クリニック間のズレ

客側:
「思うように出力が上がらないで不審」

 

クリニック側:
「プロとして誠実対応しているのに不可能を言い立てられる」

 

 

こういう認識の違いから摩擦が生まれるわけです。

 

クリニックがやたら警戒するのは、具体的には次のような理由から。

 

クリニックが警戒する、出力対応が無い、情報を隠す理由

六條かげり
1.出力や機械の設定はとてもデリケートな問題だから
2.世間一般の印象より配慮すべき点が多いから
3.情報の一部が広まって誤解をうむから
4.一部不誠実対応するクリニック(スタッフ)がいるから
5.一部行儀悪く無理を言う客がいるから
6.言う相手、タイミングが間違っているから

 

順番にお話しますね。

 

まずは最初の3つ

 

1.出力や機械の設定はとてもデリケートな問題だから
2.世間一般の印象より配慮すべき点が多いから
3.情報の一部が広まって誤解をうむから

 

出力や機械設定の情報はとてもデリケート。

 

 

 

「デリケートな情報」ってどういう意味?


 

 

「誤解が広まりやすい」って感じでいいかな。


 

 

「デリケート」ってどういうことかっていうと、「すぐに誤解が広まりやすい」ってこと。

 

すでに何度もお話しているけど、レーザー出力を決定するには複数の要素が必要。
その一部が欠けた情報が広まっちゃうと、クリニックはいらない誤解を受けることになります。

 

分かりやすい例で言えばレーザー口径による誤解。

 

ジェントルレーズのようなレーザー照射ヘッドが複数ある場合、同じ出力でも口径が大きいほど効果出やすいです。
もちろん火傷もしやすくなります。

 

例)口径の大小
・口径大きいクリニックで出力レベル8
・口径小さいクリニックで出力レベル14

(※誰にでも分かるようにするため、単位は省略しています。)

 

一見したら出力レベル14の方が効果高そうだけど、それも口径サイズによっては出力値が低い方が効果高い場合もあります。(火傷リスクも)

 

だけどこれも知識が足りないと、口径大きいクリニックの「レベル8の出力が低い」って誤解しちゃうよね。

 

これはまだ評判下げるだけで済むけど、この逆がとても危ない。

 

「***クリニックでは出力14だしてくれたのに、こちらはたった8しか出してくれないんですか??」

 

って客がクリニックスタッフに詰め寄る話もたまにあります。

 

ここで要求に負けて出力を上げてしまうと火傷リスクが飛躍的に上がってしまいます。

 

当然そんな対応をするクリニック、看護師さんはほとんどいないし、適切な対応をしているはずだけど、それでその客は大きい不満を抱えたまま帰ってしまう。

 

誤った知識でしつこく要求する話が多いです。
これは一部のしつこい人のせいだけど、でもそのせいでより警戒して、情報公開をしなくなるクリニックが増えてしまいます。

 

「**クリニックは出力低いよ」って噂
「**クリニックは出力高いよ」って噂

 

いずれも問題になることがあります。

 

これは出力値だけでなくて、「**に対応出来るって聞いたんですけど?」って話も同様。
リスクが伴う対応に関しては全て個別対応が必要だし、そのために医療資格だったもします。

 

総合的に判断して、攻めた対応が出来るひとと出来ないひとが必ずいます。

 

 

 

じゃあ、クリニックの人が随時説明した方がいいんじゃないの?


 

 

ごもっとも、ではあるのだけど、現実問題それもかなり厳しいんだよね。。


 

 

どこのクリニックでも肌色とか保湿状態とか、今までの経験、経過による判断の説明はしていると思います。

 

だけどそれで不審を抱いた人に、それ以上の細かい説明になると現実問題かなり難しい。
実際このページでも、出力関連の話をするだけでかなり長いものになっているのは理解してもらえると思います。

 

その中のひとつでも欠けるとおかしな意味でとらえかねないし、説明が十分でもその場で理解出来るとも限らないです。
だったら、誤解を避けるために説明も少なくしてしまうのもまた仕方のないことのように思います。

 

特に格安クリニックではその場で十分な説明をしている時間の余裕はありません。
(現場の看護師さんも十分な教育を受けていないところもあります。)

 

※医療者の説明が少ないのは当たり前

 

そもそもの話、医療者の説明が少ないのは当たり前だったりします。

 

医療行為って専門資格、知識とスキルがあって成り立つもの。
脱毛は仕組みが単純なのでこれを忘れがちだけど、医療脱毛は医療行為には違いないです。

 

たとえば病気でお医者に行ったとするよね。
医者が症状を見て、風邪とか診断がついて、処方箋出してもらって、それで薬局で薬貰って帰ると思います。

 

医者が説明するのは、たとえば最近は風邪が流行っているとか、どういう風邪が流行っているとか。
そして薬の飲み方、注意点、副作用くらいだよね。
薬局の薬剤師の説明がある場合もそれを繰り返す感じ。

 

患者側があれこれ指示することってまあ無いよね。

 

なんで無いかっていうと、それは受けているのが医療行為だから。
専門知識だから。
こちらは完全な素人だから。

 

もちろんいっぱい勉強して専門知識を身につけて、それでその場であれこれ医者に聞いたり薬剤師に聞いたりする事は可能だとは思う。
だけどなかなか医師と話せるレベルにはなれないよね。
(あと、病院は勉強の場ではないので、説明に時間割くのも限界がある。)

 

だからみんな、自分の体のことではあるけどここはプロに任せている。

 

医療脱毛も基本は同じ。

 

基本はプロ(医療者)に任せるべき。

 

なのだけど、、そうもいかない現実問題もあります。

 

クリニックによって対応が違うのも事実だし。
実際に不誠実をはたらくクリニック、現場スタッフがいるのが問題をややこしくしています。

 

 

一部客の行儀悪さ、一部スタッフの不誠実対応

引き続き、脱毛クリニックが出力対応しにくい、情報公開しにくい理由。

 

4.一部不誠実対応するクリニック(スタッフ)がいるから
5.一部行儀悪く無理を言う客がいるから

 

すでにお話したけど、一部のクリニックではあんまり効果出す気がない運営をしているところもあります。

 

そして世の中色んな人がいるので、どれだけ真面目に運営していても不誠実対応してしまうスタッフも紛れ込んでしまいます。

 

実際にこういう例があるので、出力上げて貰えない、数字を教えてもらえないときに「不誠実対応なんじゃないか?」って不審に思うのも仕方がないと思います。
(対策に関しては上の方でお話しています。)

 

逆に、行儀の悪い客が不可能を言い立ててクリニック側の警戒心を高めちゃう話もたびたび見かけます。
このため、ちゃんと行儀よく聞いていてもちょっと質問しただけで「(この人も騒ぐんじゃ、、?)」って警戒しちゃう現場スタッフの気持ちも分かります。

 

出力関係のことをしっかり勉強して聞いている人もいるけど、ちょっとしたすれ違いでクレーマーのような扱いになりかねません。

 

これはお互い不幸なことだけど、今すぐの解決は難しいです。

 

今回わたしがこのページを作ったのも、少しでもその摩擦が減ったらなーっていう思いがあるから。

 

ここまで頑張って読んでくれた人は、きっと無茶な言い方はしないで、順序良くクリニックへ話を伝えてくれると思います。

 

無茶が減ってくるとクリニックの対応ももう少し優しくなって、いい循環が回っていくといいですね。

 

 

脱毛クリニックでの不満な対応を避ける、不要な警戒を避けるために出来ることに関してはすでにお話しました。
ただ、その中でも特に注意したいものを最後にあげたいと思います。

 

 

6.言う相手、タイミングが間違っているから

 

これも繰り返しになるけど、トラブルが起きやすい大きな原因はこれだって感じています。

 

「リスクあっても効果優先で出力を上げたい」、「経験者だから出力引きつぎして欲しい」といった希望があるのは当然だと思います。

 

ただ、これをいきなり現場で言うのはうまい方法ではありません。

 

各クリニックで方針が決まっていることが多いから。

 

現場の看護師さんも、いきなり言われては対応することも出来ません。

 

クリニックの出力対応に対するお客さん側の不満、逆にお客さんの指図に対するクリニック側の不満、いずれも現場でいきなり言うために起きているケースがとても多いように思います。

 

これでは通る話も通りません。

 

そうじゃなくて、脱毛施術に関して希望があるならば、それは契約前に伝えて確認すべきだし、契約前に言った方が断然有利です。

 

ルール上無理なクリニックは何を言っても対応がありません。
相談に乗ってくれるクリニックでも、契約後だと対応もにぶくなります。

 

たとえ現場の担当看護師さんが「出力を上げてあげたい」って思っていても、それだけの責任と裁量を持たされていないならば、クリニックの方針を超えた対応ができるわけがありません。

 

この問題も大元をたどれば「みんなが思っているよりも出力決定の要素は多い」というズレがあるせい。
「簡単じゃない」ことがわかってさえいれば、「当日施術時になってから言う」なんてことは起こらないと思います。

 

せめてこのページを見た人だけでもうまく希望の通る、希望に近いクリニック、施術にたどり着けたらいいなーって思っています。

まとめ

⇒ 目次へ

六條かげり

 

当ページはとても長いです。

 

長いのには理由があります。

 

テーマ自体が「出力関係は誤解が多い」というものなので、このページで誤解が発生しては本末転倒。
だから抜け漏れないように、そして誤解が生じにくいようにいくぶんしつこく書いたらこんな感じになってしまいました。

 

出力の話題はそれだけ「注意と説明が必要」なものだっていうこと。

 

※目次もあるので、「気になった時に見返す」用に利用してね!

 

途中でもお話したけど、悪意もって悪い対応をしているクリニックスタッフなんてそんないません。
逆に客の方でも、ちょっと強めに文句を言っている場合でも、強引に無理を通そうとしているのではないと思うんです。

 

 

 

脱毛は高額使うから心配になったり用心深くなったりするよね?


 

 

うん、そこでこのページを役立ててもらえれば嬉しいな。


 

 

脱毛はとても高額だから、必死になって当たり前、疑り深くなって当たり前。
最近は安くなったと言っても、場合によっては車1台買う以上のお金がかかることもあります。

 

用心していると、どうしても「無い悪意」を感じてしまうこともあるよね。
そして残念なことながら、たまにはそういう悪い対応をするクリニック、スタッフさんがいるのもまた事実。

 

このページでは、まずは希望から外れた対応を受けないようにする方法を、わたしが今まで見てきた、受けてきた、話を聞いてきたものを元にして、考えられる限りしぼり出したつもりです。

 

長かったので、ページ内のおさらいしますね♪

 

おさらい

六條かげり
・出力を決めるための要素は多い
・出力はどういう風に決められるかを知る
・効果も火傷リスクも個人差が大きい
・効果も火傷も実際受けてみるまで予測がつかない
・希望は必ず契約前に相談する
・まずはクリニックの方針を聞いてから、どれだけ対応出来るか相談してみる
・いきなり脱毛当日現場で言ったら摩擦が起きがち
・ただし稀にヘンな対応をされることはある
・一番避けたいのは「効果が無い、けど対策して貰えない」という状態
・他クリニックの出力引継ぎしたい場合は必要な情報を揃える

 

 

まずはちょっと頑張って出力等の理解をすること。

 

当ページの内容が身についていて、クリニックの人がなにを恐れているのか分かっていれば、きっと言い方も工夫出来ると思います♪

 

丁寧にお願いすることが出来たら、担当看護師さんももうちょっと優しくなると思うんです。

 

あとは稀にあるヘンな対応にあわないように注意。
もしもヘンな対応にあった場合はすぐさま対策出来たらいいよね。

 

このwebページ1つで全部解決というわけにはいかないけど、少しでも全体で相互理解が進むといいなーって、そんな感じで思っています。